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言葉と脳と心 失語症とは何か 講談社現代新書
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言葉と脳と心 失語症とは何か 講談社現代新書

山鳥重【著】

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言葉と脳と心 失語症とは何か 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2011/01/20
JAN 9784062880855

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商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2018/08/25

「言葉が出ない」「発話できない」ってそもそもどういうことなの?「言葉を失う(文字通りの意)って、何??」という疑問から手にとった本。脳・神経医学の著者が症例を元にわかりやすく説明してくれていて非常に興味深かった。 言葉を失う、というか言葉がどのように脳で生成され発話されていくのか...

「言葉が出ない」「発話できない」ってそもそもどういうことなの?「言葉を失う(文字通りの意)って、何??」という疑問から手にとった本。脳・神経医学の著者が症例を元にわかりやすく説明してくれていて非常に興味深かった。 言葉を失う、というか言葉がどのように脳で生成され発話されていくのか、に至ってもまだまだ解明されている部分が少ないんだね。「脳と心は別もんです」と序盤ではっきり言ってくれているのも好印象。失語症患者でも歌はうたえる、呼称できないモノや意識できない身体の麻痺について脳が勝手に補填して文をつなげてしまうことがある、というのが特に印象深かった。脳損傷によって「心理的空間」が壊れてしまう・・・というくだりはなんとなく円城塔の「良い夜を持っている」を思い出す。 エピローグで触れられていた「意識のない部分を意識できない」「意識に欠損を見いだすことができるのは観察者のみ」についてももう少し詳しく知りたいな。このあたりは哲学に繋がってしまうだろうから、いい意味で途方もなさそうだけど。

Posted by ブクログ

2018/01/01

脳梗塞のために高度脳機能障害を持った山田規畝子さんが師と仰ぐ山鳥さん。 本を出していたので、読んでみる。 失語症が専門で、いくつかの失語症のパターンについて分類している。結果としてモノの名前の意味を理解したり、モノの名前を呼び起こしたりする複雑な心の仕組みについての解説になって...

脳梗塞のために高度脳機能障害を持った山田規畝子さんが師と仰ぐ山鳥さん。 本を出していたので、読んでみる。 失語症が専門で、いくつかの失語症のパターンについて分類している。結果としてモノの名前の意味を理解したり、モノの名前を呼び起こしたりする複雑な心の仕組みについての解説になっている。もちろんまだ多くが仮説である。 この本で紹介された失語症のパターンは、権謀失語(想起障害)、ブローカー失語(話すことの障害)、ウェルニッケ失語(理解障害)、伝導失語(単語の分化・展開障害)、右半球損傷や脳梁切断(発話障害)。著者も言うように今後脳の活動の可視化技術は飛躍的に進歩していくことが想定されることから、脳障害による失語症に関してもますますの発展が期待できる。 それ以前に人の名前が思い出せなかったり、前は苦も無く出ていた用語が出てこない症状を直してほしい...。 --- 『壊れた脳 生存する知』のレビュー http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4044094136 『壊れた脳も学習する』のレビュー http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4044094322

Posted by ブクログ

2017/03/08

失語症の種類 ・健忘失語 名前が分からなくなる。 抽象的態度が障害される。色の名前を付ける時、その色が持っている個別のニュアンスではなく、その個別の色が属している大まかな性質です。その性質を抜き取り、その大まかな性質に対して「赤」「青」と名前を与えるのが抽象的態度。 ・ブローカ ...

失語症の種類 ・健忘失語 名前が分からなくなる。 抽象的態度が障害される。色の名前を付ける時、その色が持っている個別のニュアンスではなく、その個別の色が属している大まかな性質です。その性質を抜き取り、その大まかな性質に対して「赤」「青」と名前を与えるのが抽象的態度。 ・ブローカ そもそも言葉が出なくなる。相手の言っている事は理解できるが、言葉が出ない。プロソディ障害がひどい。プロソディとは言語特有、話者特有の速度やリズム、抑揚や強勢の事。その言語らしさを作るもの。 ・ウェルニッケ失語 自分が相手の言葉を理解できていないという自覚が欠ける。自分の病気が理解できない。相手の発話の理解が大まかで、細部にまで進めない状態。 ・伝導失語症 相手の言葉をそのまま言おうとしても、言おうとした言葉も「いい間違えてしまう」「音節を間違えてしまう。「猫」→「なこ」 ・言語機能の領域は左半球に大い。 ・てんかん発作は脳神経細胞の異常な興奮で起きる。 ・どの失語症も脳のどこに原因があるのかはハッキリしない。 ・ハイパーラリア(多弁症) よく喋るようになる。お喋りが止まらない。夜間多弁。発症後しばらくすると消失する。

Posted by ブクログ

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