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重すぎる母 無関心な父 「いい子」という名のアダルト・チルドレン 静山社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 静山社 |
発売年月日 | 2011/01/05 |
JAN | 9784863890923 |
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
親が「親」の役割を演じられなくなると、子どもを「愛」で縛り、その子どもは親を見て「いい子」に育つ。 その「いい子」に雁字搦めにされ、次の世代に引き継がれていく。納得のいく話だった。 親が「親」の役割を演じられなくなる前に、子どもは巣立って行かなければならない。親の役割を演じるにも...
親が「親」の役割を演じられなくなると、子どもを「愛」で縛り、その子どもは親を見て「いい子」に育つ。 その「いい子」に雁字搦めにされ、次の世代に引き継がれていく。納得のいく話だった。 親が「親」の役割を演じられなくなる前に、子どもは巣立って行かなければならない。親の役割を演じるにも限界があるのだと思う。
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親が「親」の役割を演じられなくなると、子どもを「愛」という言葉で縛る。「過剰な愛」に支配された子どもは、親のために「いい子」を演じる。 決してなくならない日本特有のウェットで歪んだ親子関係は、成人してからも続く「生きづらさ」の原因。 でも「私はアダルト・チルドレン」と認めた時から...
親が「親」の役割を演じられなくなると、子どもを「愛」という言葉で縛る。「過剰な愛」に支配された子どもは、親のために「いい子」を演じる。 決してなくならない日本特有のウェットで歪んだ親子関係は、成人してからも続く「生きづらさ」の原因。 でも「私はアダルト・チルドレン」と認めた時から、他の誰でもない、「私が主役」の人生が始まる。 「親子関係を見直したい」「人間関係をよくしたい」「自分の人生を生きたい」と思っている人のための本。 現代日本社会は同調圧力が高まっている、その中で居場所や自信のない若者が増えている。 アダルトチルドレンの最大の特徴は、自分と現実との違和感と居場所の無さ、それは家族の中の辛い現実から身を守るために乖離させる必要があったからである。 アダルトチルドレンの3つの類型は、責任を負う子供、なだめる子供、順応する子供。アダルトチルドレンの生きづらさの原因は、状況に応じて役割分担する柔軟性がなく特定のパターンでしか行動出来ないこと、特に責任を過剰に負うことからである。 アダルトチルドレンの特徴は、孤立感、極端な自己評価の低さ、愛と同情の混同、怒りや批判への脅え、自分の感情に気づき表現する能力の欠如、自己肯定感の無さ、絶望的なまでの愛情と承認の欲求など。 アダルトチルドレンを生む機能不全家族の特徴は、支配し合う関係や相手をコントロールする関係があること。 家族は、そこに帰れば外の世界で受けた傷が癒やされ明日への活力が得られる安らげる場所であるべきなのに、条件付きの自分しか許されない家族になってしまっている。 愛情という名を借りて相手を支配する共依存の、構造。共依存から離れるためには、私はどうしたいかをはっきり言うこと。 回復に役立つサイコドラマ療法の目的は、自発性開発と具体的な人間関係のノウハウをロールプレイングする人間関係発展のため。 アダルトチルドレンが生きづらさの原因を見つめて人間関係をよくするための、参考になる本です。
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※このレビューにはネタバレを含みます
親子関係の学術的な本の中では、親ではなく主に子供に焦点を当ててアダルトチルドレンと、そのカウンセリングからの切り口で説明を行っている。 学術的な用語もよく出てくるので、少し難しいけど、そういう考え方もあったのか、という部分もある。 前半から抜粋すると 「ACは自己認知である」つまり誰かが診断したりこういう状況だったから自分はACだというわけではなく、自分がそう認知したらACであるという考え。 「ACプライド」機能不全家族には応答を望めないがゆえに、自分の背景を作ることや自問自答に長けてしまう。自分を言語化することが得意であるということ。たしかに、周りになじめない、という感覚がするとき、この人たちは自分自身が見えていないのでは?と思うときが多い。それが間違っているしろ、事実であるにしろ。 こんなところである。
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