![原色の想像力 創元SF短編賞アンソロジー 創元SF文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001648/0016485410LL.jpg)
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原色の想像力 創元SF短編賞アンソロジー 創元SF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2010/12/24 |
JAN | 9784488739010 |
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原色の想像力
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原色の想像力
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
[創元SF短編賞アンソロジー『原色の想像力』を読んで - heyheytower]( http://maijou2501.hateblo.jp/entry/2016/01/04/004313 )
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第一回創元SF短編賞に応募の新人アンソロジー 宮内悠介、松崎有理がお気に入りの作家に入ったので、同時に選考に残った他の作品も読んでみたくなった。 大森望、日下三蔵の編んだアンソロジーは好なのが多いし、山田正紀も好きな作家だけど、嗜好が完全に一致するなんてことは無い罠
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第一回創元SF短編賞の応募作品のアンソロジー。 まず何と言っても直木賞候補にもなった宮内悠介の短篇集の表題作「盤上の夜」。四肢を失った女流棋士が、それ故に碁盤を特殊な感覚で捉えるようになった生い立ちを記者の視点から綴っています。上田早夕里「ナイトブルーの記憶」に似て、脳科学...
第一回創元SF短編賞の応募作品のアンソロジー。 まず何と言っても直木賞候補にもなった宮内悠介の短篇集の表題作「盤上の夜」。四肢を失った女流棋士が、それ故に碁盤を特殊な感覚で捉えるようになった生い立ちを記者の視点から綴っています。上田早夕里「ナイトブルーの記憶」に似て、脳科学・心理学的なテーマを元に、感覚の変容を第三者の視点で描いています。小説との親和性が高いテーマでありながら、学問的なことは控えめに抑えているのが好印象でした。専門用語で説明文を読まされるのはツライので。 個人的に好きなのは山下敬「土の塵」。ストーリー自体は珍しくないけれど、丁寧に描写しているので読みやすく、ヒロインのキャラが立っているので途中で飽きることもありません。専門用語は無理なく紹介されますが、論理的な点は目を瞑りましょう。いぶし銀のような小説です。 松崎有理「ぼくの手のなかでしずかに」は、北の街(つまり仙台)を舞台にした研究室モノ。研究室の中の人間なら、必ずニヤリとするはず。「比較的まともな椅子を目で探し、腰をおろした」の一文でやられました。 永山驢馬「時計じかけの天使」は、いじめ対策のためにいじめられっ子ロボットが導入された社会が舞台。既視感はありますが、まあ普通かなという感じ。驚愕の展開があると良かったかも。 あとは端江田丈「猫のチュトラリー」が面白かったな、というくらい。 「うどん キツネつきの」とか「人魚の海」とか、SFなのか不明なものも多い印象。「かな式 まちかど」は明らかに出落ち。 逆に「ママはユビキタス」と「さえずりの宇宙」はSF的には良いんだろうけど、読みづらさは耐え難いものがありました。多分ある程度SFを知ってる人なら分かるんだろうけど、マニアック過ぎて暗号化されてます。最後まで読めただけでも奇跡的。 しかしこうして俯瞰してみると、視点(語り手)に配慮されている作品はハズレがないと思うのだけど、気のせい?
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