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技術経営の常識のウソ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2010/12/16 |
JAN | 9784532133986 |
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
技術経営で扱う分野が、どれだけ今日の常識と乖離しているのか知りたくて読んでみた。 仕事柄、ソフトウェア開発などのシステム系の話題は理解することができたが、それ以外の分野の話を即時に理解するのは難しかった。全て読み込むのではなく、最初から部分読みを考えた方が良さそうだ。 もともと、論文集のような形態をとっているため、各章で唐突な印象を持ってしまう点も良くなかった。 とはいえ、ソフトウェア関連の「常識のウソ」は身につまされる部分も多かった。良かれと思って(私がこれまで)現場でしてきたこと(暗黙知を資料にめちゃくちゃ書きこむとかとか)は、実はPMBOKの考え方に対する反抗であると書かれており、常識とウソという乖離というよりは、理想と現実の乖離を感じてしまった。
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MOTに関する論文集?のため、全体を通しての主張・骨子に迫力がない。結局は日本型のあいまいさを残した運営と併用するのが良いらしい。経営手法の常識は盲目的な進行に伴う“うそ=理論と実行する人間の力学(現場)とのギャップ”を含む。技術経営の手法は多面的側面の一部であり、マイナス面を含...
MOTに関する論文集?のため、全体を通しての主張・骨子に迫力がない。結局は日本型のあいまいさを残した運営と併用するのが良いらしい。経営手法の常識は盲目的な進行に伴う“うそ=理論と実行する人間の力学(現場)とのギャップ”を含む。技術経営の手法は多面的側面の一部であり、マイナス面を含んでいる。オープンイノベーション、プロジェクトマネジメント、ステージゲートプロセス、デザインドリブニノベーションなど、有名なMOT手法実行の注意点を指南。
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某研究所長推薦の図書。ABL棟-4Fのカフェスペースに面出ししているものを借りた。日本の企業において、間違った常識が経営陣内に蔓延しており、その原因が①途上国のメンタリティ、②手際が良く見える解決策を探す癖、③組織の中の人間の力学を軽視、にあると主張。タイトルはややネガティブな...
某研究所長推薦の図書。ABL棟-4Fのカフェスペースに面出ししているものを借りた。日本の企業において、間違った常識が経営陣内に蔓延しており、その原因が①途上国のメンタリティ、②手際が良く見える解決策を探す癖、③組織の中の人間の力学を軽視、にあると主張。タイトルはややネガティブな印象だが、これら3つに着眼点にして具体例とあるべき姿が書かれていたので比較的ポジティブな内容。 自分自身、ある部署の一般職であり経営とは離れたところにいるが、「技術経営」を「技術開発部署運営」と置き換えるといくつかの章において「なるほど!」と思えるところがあった。1つは「プロジェクト型組織マネジメントが技術蓄積を抑制する」、当然だが人が育つ環境でないしモチベーションも上がらない。仮に成果が上がっても、組織や人へコンテクスト知識やスキルは蓄積されない。そもそもだが、プロジェクトというのは時限的であり、もしプロジェクト型組織マネジメントという言葉自体おかしい気がする。こんなことやってたらダメだな。もう1つは「磨き抜かれた生産技術こそ先端市場進出に必要」、先端技術だけ持ってライセンス契約やジョイントベンチャーの可能性もなくはないが、会社のサステイナビリティを考えると磨き抜かれた生産技術がベースにあって先端技術を支えられる、手を出せると感じた。経営者でなくても、技術開発に携わる人にはオススメ!
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