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ブタとおっちゃん
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フォイル |
発売年月日 | 2010/12/15 |
JAN | 9784902943603 |
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ブタとおっちゃん
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商品レビュー
4.6
33件のお客様レビュー
人間が笑うように豚も笑うのだなと思った。 山地としてるさんは香川県の役所勤務をしていて上村さん(おっちゃん)と知り合い、その縁で写真を撮り続けた。 おっちゃんは豚と日向ぼっこしたり、ギターを弾いてやったりとまるで孫に接するおじいさんみたい。どこからか現れた日本猿まで手名付けてし...
人間が笑うように豚も笑うのだなと思った。 山地としてるさんは香川県の役所勤務をしていて上村さん(おっちゃん)と知り合い、その縁で写真を撮り続けた。 おっちゃんは豚と日向ぼっこしたり、ギターを弾いてやったりとまるで孫に接するおじいさんみたい。どこからか現れた日本猿まで手名付けてしまっている。 おっちゃんは、いつもニコニコしているように見えるが、続編の絵本によると、豚が出荷されていくときは何も話さなくなるらしい。 こんなに愛情深くほのぼの育てられた豚は、屠殺場で何を思うんだろうか。フランドン農学校の豚が脳裏をよぎる。幸せな命なんだろうか。何も知らず生まれてきて、ひたすらぬくぬくと育つ命。答えは出せない。豚次第。 命のことを考えた。 私はたくさんの命をいただき生かされている。
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昔、私の家の周りには養豚場がふたつあった。 そのうちひとつは、ちょうど小学校の帰り道に豚舎があり、気が向くとその辺の雑草を手折ってブタに食べさせていた、、、が、良かったのか?いい迷惑じゃなかったのか?と、今になって心配になった。 この写真集の舞台は香川県の小さな町の養豚場。 ...
昔、私の家の周りには養豚場がふたつあった。 そのうちひとつは、ちょうど小学校の帰り道に豚舎があり、気が向くとその辺の雑草を手折ってブタに食べさせていた、、、が、良かったのか?いい迷惑じゃなかったのか?と、今になって心配になった。 この写真集の舞台は香川県の小さな町の養豚場。 おっちゃんは1200頭のブタを育てている。 当たり前だけど、見渡す限りブタ、ブタ、ブタ。 おっちゃんは頭に白タオルを捩り鉢巻きにして、Tシャツ(たまに上半身裸)、に作業ズボンと年季の入った白い長靴。 タバコをくゆらし、缶ビール片手にブタと遊ぶ。寝る。ギターを鳴らす。 ブタだけではなく、犬もいる。猫もいる。鶏もいる。牛もいる。猿もいる。小さくて可愛らしいかあちゃんもいる。 小屋には何故か大量の掛け時計。それらの時間はちょっとずつズレている。 ブタたちの表情は穏やかに見える。笑っているように見えるときもあるくらいに。 カメラマンの山地としてるさんは1997年からの10年間、おっちゃんこと上村さんとブタたちを撮りつづけた。 今はもう閉鎖されたこの養豚場。 機械化されたような大方の養豚場とは違い、ブタにストレスのない環境で育てられていて、その肉は農林水産省の大臣から幾度も表彰されているそうだ。 人間もブタも嫌なストレスのない環境にいると良い顔になるのかもしれない。 おおらかな気分になる写真集でした。
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写真集で感動するとか無いと思ってました。 内澤旬子さんの「飼い喰い」からのアマゾンお勧めで出てきたのがきっかけでした。 養豚場で働いている友人が養豚に戻るきっかけはこの写真集だったそうです。 この写真で生き生きと駆け回る豚達、笑顔でいっぱいのおっちゃん。愛が溢れて心が温かくなりま...
写真集で感動するとか無いと思ってました。 内澤旬子さんの「飼い喰い」からのアマゾンお勧めで出てきたのがきっかけでした。 養豚場で働いている友人が養豚に戻るきっかけはこの写真集だったそうです。 この写真で生き生きと駆け回る豚達、笑顔でいっぱいのおっちゃん。愛が溢れて心が温かくなります。 失われてしまう命に精いっぱい手を掛けて、美味しい豚を育てていたおっちゃん。偉いとかそういうんじゃなくて、この写真見ると胸いっぱいになるとですよ。 もうこの養豚場は無いそうです。それだけにこの写真集をよくぞ出してくれたという想いでいっぱいです。
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