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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/12/17 |
JAN | 9784022508195 |
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商品レビュー
3.8
45件のお客様レビュー
内澤旬子さん「身体のいいなり」、2010.12発行、43歳の時の作品です。闘病記やエッセイではなく哲学書のような気がします。2005年、38歳で乳癌に罹患した後、いかに生きるかの覚悟のようなものが伝わってきます。ご本人の持病の歴史をイントロに、入院・検査・手術、副作用のすごさ、乳...
内澤旬子さん「身体のいいなり」、2010.12発行、43歳の時の作品です。闘病記やエッセイではなく哲学書のような気がします。2005年、38歳で乳癌に罹患した後、いかに生きるかの覚悟のようなものが伝わってきます。ご本人の持病の歴史をイントロに、入院・検査・手術、副作用のすごさ、乳腺全摘出・乳房再建に至るまで。途中ヨガの話もあります。この方の腹の括り方は、たくましいというのは勿論ですが、なぜか小気味よい感じがします。この後、本を捨て、夫を捨て、東京を捨てて小豆島に行かれます。
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作者のことは知らなかったけれど装丁画とタイトルで興味を持って図書室から借りてきました。人づきあいが苦手でアトピー持ちで、配偶者は居るけれど完全独立採算性をとっていて、会社勤めが性に合わずイラストと製本と海外ルポのフリーランスをしている著者。乳癌にかかり何度も手術をしながらも、すぐ...
作者のことは知らなかったけれど装丁画とタイトルで興味を持って図書室から借りてきました。人づきあいが苦手でアトピー持ちで、配偶者は居るけれど完全独立採算性をとっていて、会社勤めが性に合わずイラストと製本と海外ルポのフリーランスをしている著者。乳癌にかかり何度も手術をしながらも、すぐ死ぬ訳じゃないから仕事もしないと~、と悲観も楽観もせずに淡々と事実を受け止めて弱々しいのか強いのかわからない独特の感じで生きていく様を綴ったエッセイ。前書きからして面白かったです。
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アトピー、冷え性、腰痛、遺産過多、など病気といえない不調の塊だった著者が40手前にして乳がんが見つかり、ヨガなどをしているうちになんか前より健康になって元気になってしまった、という自叙伝。 闘病記というには本人がごまかさなすぎて感動を煽らない。というかそもそもそういった趣旨のもの...
アトピー、冷え性、腰痛、遺産過多、など病気といえない不調の塊だった著者が40手前にして乳がんが見つかり、ヨガなどをしているうちになんか前より健康になって元気になってしまった、という自叙伝。 闘病記というには本人がごまかさなすぎて感動を煽らない。というかそもそもそういった趣旨のものを毛嫌いしている。 常につきまとう金銭の問題、癌患者どうしのやりとり、ここまで遠いと思ってた自信の女性性と向き合うところなど、生生しくて、正直で甘え下手な人だなあという印象。 自分だったらどうするだろうか。 当事者はなってみないとわからないものだなあ。 癌だからといってすぐ死ぬわけではない、働けないとお金が稼げない、生活できない、という末期がんとは別の、でも本当の怖さ。
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