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落語の聴き方 楽しみ方 ちくまプリマー新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/12/10 |
JAN | 9784480688521 |
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落語の聴き方 楽しみ方
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
タイトルの通り、もちろん落語に焦点があてられているのだけども、能や人形浄瑠璃、歌舞伎、講談、漫画や映画、漫才、コントなどさまざまなハナシとの比較によって、芸の型を分類しその楽しみ方を紹介している。 落語の噺の中身についての紹介ではなく、落語とはそもそもどのような芸かという点につい...
タイトルの通り、もちろん落語に焦点があてられているのだけども、能や人形浄瑠璃、歌舞伎、講談、漫画や映画、漫才、コントなどさまざまなハナシとの比較によって、芸の型を分類しその楽しみ方を紹介している。 落語の噺の中身についての紹介ではなく、落語とはそもそもどのような芸かという点について、学ぶことができる。 単純に聴いて楽しむだけではなく、その噺がどのような位置づけにあるのかという見方を持っていても面白いかもしれないな。 なるほど、こういう見方、聞き方、楽しみ方、視点があるのかと楽しんで読めた。 初心者の僕にとっては、まだまだそれぞれの芸についての理解が浅いので、ついて行けない部分も多かったけども、落語についてこれからまた違う楽しみ方ができるなと思えた。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより)】 落語とは何かを考えつつ、その聴き方楽しみ方を探る落語論。人は落語をきいてなぜ笑うのか、落語における時間の流れ方、落語はドラマを排除すること、登場人物がみな無名であること、などから、落語という芸の特異性に迫る。 ---------------- 【目次】 はじめに 第1章 落語の視点 第2章 二人目の人 第3章 名のある人と名のない人 第4章 落語の中に流れる時間 第5章 落語家のしごと 第6章 落語の背景 第7章 人情ばなし 第8章 現代の落語 終章 「景清」と「心眼」 あとがき 主な参考文献 ----------------
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ナルホドソウイウコトカ。「落語」の最大の特徴を、「歴史」とは切り離された「時間」、語り手と聴き手とが回転木馬のように「同じ時間を生きる」ことにあるとして、歌舞伎や演劇、講談や能、アニメやコミックなどと比較しながら解説したとても興味深く、説得力のある一冊。 日本史の知識も時代劇へ...
ナルホドソウイウコトカ。「落語」の最大の特徴を、「歴史」とは切り離された「時間」、語り手と聴き手とが回転木馬のように「同じ時間を生きる」ことにあるとして、歌舞伎や演劇、講談や能、アニメやコミックなどと比較しながら解説したとても興味深く、説得力のある一冊。 日本史の知識も時代劇への関心もさっぱりないにもかかわらず、うっかり「落語」にハマってしまった超初心者としては、かねがねこんなことでは「落語」を存分に楽しめないのではないか? というコンプレックスにも似た感情があったのだが、伝統芸能としての「落語」はいまひとつの過渡期にさしかかっていると著者が言う第8章「現代の落語」を読んで、ほんのわずか救われた気になったのだった。 ここで著者は、現代の噺家が担わなければならない課題として「距離」という問題を挙げる。つまり、落語に描かれた情景や風俗からすっかり遠ざかってしまった現在、落語の語り手は「みずからの位置とはなしの距離を ー その遠さを ー 」厳密に定め、示さなければならない。そうして、その「距離感」から「遠景としての八五郎や与太郎を、あるいは隅田川や長屋を現在に出現させる」ことではじめて、現代の落語は「芸」として成就するのだ、と。 つまり、落語の語り手がしっかりその「遠さ」を定め、示すことさえできれば、江戸時代や明治時代の情景や風俗とはさっぱり無縁な現代を生きているボクのような聴き手でも、いっしょに「回転木馬」にのって八五郎や与太郎の暮らす長屋を訪ねたり、春の隅田川でのんびり船遊びに興じたりすることができるというわけだ。 ひとまずは、目の前にそんな「情景」を出現させてくれるような噺家を追いかけてみようと思う。
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落語とは何か? 悲劇と喜劇の違い、落語が「歴史」から切り離されていること、落語を流れる時間、などなど様々な視点から筆者の考えを語った一冊。 こども図書館におかれていたのもあるけどわりとわかりやすい感じでそれなりに面白かったです。特に落語を流れる時間が「円環」しているものだというこ...
落語とは何か? 悲劇と喜劇の違い、落語が「歴史」から切り離されていること、落語を流れる時間、などなど様々な視点から筆者の考えを語った一冊。 こども図書館におかれていたのもあるけどわりとわかりやすい感じでそれなりに面白かったです。特に落語を流れる時間が「円環」しているものだということや既に物語と化した「歴史」にドラマを見出した他の古典芸能とは違い常に「現在」であるという点など興味深かったです。 が、いかんせん読み手側(私)があまり真面目な態度で読み始めたものではないことと、やっぱ落語ってこういう本にしてしかつめらしいこと述べられるとなんか違うな~~と思ってしまうことで生じる違和感の所為であんまりきちんと楽しめなかった気がするのだ。すいません。
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