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トヨタ、日産の動きから読み解く「クルマ依存」からの脱却 新産業シフトへの指針
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP社/日経BPマーケティング |
発売年月日 | 2010/12/06 |
JAN | 9784822231224 |
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トヨタ、日産の動きから読み解く「クルマ依存」からの脱却
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トヨタ、日産の動きから読み解く「クルマ依存」からの脱却
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本書は、元トヨタ自動車のエンジニアで、現「HY産業経済研究所」の所長を務める著者が、日本の産業がこれからも強い競争力を発揮し続けるために、目指すべき経営の方向性について分析したもの。 本書で著者はこう言う。 「今の日本の自動車産業は、過去の日本の繊維産業(衰退産業)と同じ道を本...
本書は、元トヨタ自動車のエンジニアで、現「HY産業経済研究所」の所長を務める著者が、日本の産業がこれからも強い競争力を発揮し続けるために、目指すべき経営の方向性について分析したもの。 本書で著者はこう言う。 「今の日本の自動車産業は、過去の日本の繊維産業(衰退産業)と同じ道を本格的に歩み始めている」 日産は2010年7月に発売したコンパクトカー「マーチ」をタイで量産し、日本に輸出する。 この件に関して、日産最高経営責任者であり社長のカルロス・ゴーン氏は「マーチのようなコンパクトカーは新興国で造るか、造るのをやめるかのどちらかの選択肢しかない」と言い、同社最高執行責任者の志賀俊之氏は「世界を狙う小型車日本から輸出していては利益は出ない」と語ってる。 つまり、日本国内で造るクルマに、国際的な価格競争力はもうないのだ。 今後は新興国でクルマを造り、それを世界各国・地域に輸出するというものづくりが主流になっていく。 したがって、これまで自動車産業に大きく依存していた日本企業は、このような動きを注視しながら、自らの職場や会社が進むべき道を正しく見通し、変化に適応したしかるべき手を打っていかなければならない。 そう著者は警鐘を鳴らす。 では、今後自動車産業に代わる有望な新産業とは何なのか。 その答えとして、著者があげるものは、以下。 ・人間型ロボット産業 ・純国産航空機産業 ・高齢者向け産業 ・新エネルギー産業 ・食糧生産産業 クルマ依存から脱却し、早急にこれら新産業にシフトしていくことが求められる。 自動車会社に勤める僕としては、まさに本書で取り上げられていることの多くを肌身で感じていたが、本書を読んで改めて新興国の急成長の脅威を感じた。 何においても、変化に適応できないものは負ける。 日本はこの大きな変化に適応できるのか。 それはまさに今、僕たち日本のエンジニアにかかっているのだろう。
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