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字体のはなし 超「漢字論」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明治書院 |
発売年月日 | 2010/11/30 |
JAN | 9784625634093 |
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字体のはなし
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商品レビュー
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たいして厚くもないし、やわらかいタイトルからタイポグラフィか何かの本かと思って手にとったところ、大違い。副題に『超「漢字論」』の方をタイトルにすべき圧巻の漢字論。 そもそも漢字は手で書かれてきたものであり、活字誌上主義に基づいた偏狭な漢字教育と、「お習字」しか教えない書写教育が...
たいして厚くもないし、やわらかいタイトルからタイポグラフィか何かの本かと思って手にとったところ、大違い。副題に『超「漢字論」』の方をタイトルにすべき圧巻の漢字論。 そもそも漢字は手で書かれてきたものであり、活字誌上主義に基づいた偏狭な漢字教育と、「お習字」しか教えない書写教育が漢字の本質を見失わせていると説く。唐代の筆写体、篆書を参考に一部の書体が先祖返りした康煕字典体、康煕字典体をもとに簡体化された日本の当用漢字(1946)、常用漢字(1981)と、さらにその簡体化を敷衍して作られた業界標準の拡張新字体(掴、侠、鴎の類)、平成22年に改訂された改定常用漢字表に至るまでを字種と字体の正確な理解に基づいて俯瞰できる一冊。
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いろいろな点で蒙を啓かれた。 漢字をその外形で捉えたものを「字体」、意味と読みの上で同一性を持つ字を「字種」。 筆者は、「漢字は社会の公器」と考え、特に印刷上のデザインや、一部の書体特有のデザインから生まれた異体字を区別しなければならないという風潮を批判している。 特に、漢字学の...
いろいろな点で蒙を啓かれた。 漢字をその外形で捉えたものを「字体」、意味と読みの上で同一性を持つ字を「字種」。 筆者は、「漢字は社会の公器」と考え、特に印刷上のデザインや、一部の書体特有のデザインから生まれた異体字を区別しなければならないという風潮を批判している。 特に、漢字学の上でも重要な典籍である『説文解字』(小篆)、『康煕字典』(康煕字典体)が重視されるが故に字体の混乱を招いてしまった事例があることは、興味深い話だった。
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(推薦者コメント) 手書きの文字と印刷書体は何故こんなにも形が違うのだろうか。そして、どうしてそれらを私たちは同じ文字として認識できるのだろうか。本書では、そんな字体の違いを、書家の立場から解き明かそうとする。
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