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今、世界経済で何が起こっているのか?
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 彩図社 |
発売年月日 | 2010/12/01 |
JAN | 9784883927753 |
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
2010年のユーロ危機の解説 どうしてギリシャは危機状態であり、どうして日本はそうでないのか。わかったつもりになれるぞ。
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約1年前に出版されたものですが、昨年来ずっと燻り続けている欧州問題について、原因や問題点が説かれていて、非常に分かりやすかったです。 また、巨額の財政赤字を抱えている日本についても触れられています。日本の場合とギリシャやアイルランドなどのものとは何が違うのかが説かれており、この...
約1年前に出版されたものですが、昨年来ずっと燻り続けている欧州問題について、原因や問題点が説かれていて、非常に分かりやすかったです。 また、巨額の財政赤字を抱えている日本についても触れられています。日本の場合とギリシャやアイルランドなどのものとは何が違うのかが説かれており、この点も勉強になりました。(ちなみに著者は日本の財政破たんについては一笑に付しています。) 本書の難点は同じことが何回も何回も書かれていたので、『作品』としての出来は今一つなのかもしれません。(ただ、自分としては同じような内容の記事を何回も読むことによってより理解が深まったという、思わぬ効果があったんですけどね。)
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この本は三橋氏によって2010年の1-10月に書かれたものがベースとなっているようですが、今話題になっている欧州やアメリカの経済状況について説明してあり、特に欧州経済が厳しい状況にあることが出典を明らかにしたデータをベースに解説してあり私には理解しやすいものでした。 三橋氏は最...
この本は三橋氏によって2010年の1-10月に書かれたものがベースとなっているようですが、今話題になっている欧州やアメリカの経済状況について説明してあり、特に欧州経済が厳しい状況にあることが出典を明らかにしたデータをベースに解説してあり私には理解しやすいものでした。 三橋氏は最近も1か月に1冊程度のペースで本を書かれていますが、それらの情報も合わせて最近の欧州や米国、中国インドの状況がどうなっているかを定期的に把握していきたいと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・欧州諸国は2008.10に銀行界系基準を大きく変更して、保有資産を「満期目的の資産」と区分変更することで、時価評価の対象から切り離すことを可能とした、つまり、サブプライムローンを含む価値のつかない証券化商品であっても「満期目的」であれば評価損は計上しなくて良い(p12) ・自国に金融政策の機能をもたないユーロ諸国は中央銀行による国債買取という手段は使えない、但しECBはギリシア国債の買取は可能(p15) ・2004年から数年間、アイスランド・スペイン・アイルランド・ルクセンブルグは財政収支が黒字化した、ルクセンブルグ以外は史上最大クラスの経済的苦境にある(p24) ・日本国債の金利が安いのは、デフレギャップが大きすぎるために企業などの民間資金需要がなく、GDPから切り離された貯蓄がどんどん金融機関に流れ込んでいるから(p53) ・リスク資産にカウントされず、同時に金利収入を得られる金融商品は国債である(p66) ・問題は民間の資金需要がないことであり、国債価格が高い(金利が低い)ことではない(p89) ・人々が暴動を起こすのは、資産が減少した時ではなく、所得が激減したとき(p95) ・対外債務の場合は、現在の政府が現在の国民のために海外からお金を借りて、将来的に外国人にお金を返済(原資は将来の国民)ことになる(p120) ・中国の外貨準備高が世界一になったのは、同国が人民元高を恐れて、民間が稼いだ対外資産を買い上げることを続けてきたため(p132) ・輸出とは、輸出相手国の需要や雇用を奪う行為(p133) ・アイスランドは、政府の負債残高が増えたから破綻したのではなく、民間金融機関が破たんした結果、政府の負債残高が急増した(p145) ・ドイツでは最近、年金の受給年齢が67歳に引き上げられたが、ギリシアは53歳であった(p165) ・2002年に日本国債の格付けがボツワナと同じ水準になったとき、ボツワナに最大に援助していた国は日本であった(p241) 2012年3月25日作成
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