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魔法のことば 自然と旅を語る 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2010/12/02 |
| JAN | 9784167515041 |
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魔法のことば
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魔法のことば
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商品レビュー
4.2
35件のお客様レビュー
星野道夫(1952-96)。87-96年に星野が行なったアラスカをめぐる講演から10回分を収める。単行本は2003年刊。 10章が時系列で並ぶ。当然ながら、章の間で内容はかなり重複。なんて冗長な……と最初は思ったが、読んでゆくと、オーディエンスの違いに合わせて、講演の景色が違って...
星野道夫(1952-96)。87-96年に星野が行なったアラスカをめぐる講演から10回分を収める。単行本は2003年刊。 10章が時系列で並ぶ。当然ながら、章の間で内容はかなり重複。なんて冗長な……と最初は思ったが、読んでゆくと、オーディエンスの違いに合わせて、講演の景色が違っている。そのvariantsを楽しむべきなのかも。 2つの章だけほかとは違っている。第6章はクジラが中心。これは国際イルカクジラ会議の江の島フォーラムでの講演。第10章では、インディアンのスピリチュアルな儀式、その体験のことも話している。この講演は96年5月12日。この3カ月後、星野はカムチャツカ半島で亡くなった。 アラスカの自然と人々。とくに、アラスカの季節の移ろい、太陽の軌跡の変化の描写はみごと。読後は、講演の追っかけをした気分に浸れる。
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アラスカに魅せられた写真家・星野道夫の講演集。アラスカに生きることを決意した、彼の半生の記録です。極北の大地の壮大さ、カリブーの移動、クマの生態、そこに生きる人々の信仰と生活。遠い世界の話でありながら、どこか懐かしい。人間も、大自然の一部に溶け込む生物の1つなのだと思い出させてく...
アラスカに魅せられた写真家・星野道夫の講演集。アラスカに生きることを決意した、彼の半生の記録です。極北の大地の壮大さ、カリブーの移動、クマの生態、そこに生きる人々の信仰と生活。遠い世界の話でありながら、どこか懐かしい。人間も、大自然の一部に溶け込む生物の1つなのだと思い出させてくれるお話ばかりです。池澤夏樹さんが解説で「この本は急いで読んではいけない」と書いているけど、本当にその通り。古老の昔話を聞くように、繰り返し繰り返し、心に刷り込ませるように、耳を傾けたい一冊です。 満天の星空のもと、果てない雪原に一人で立っているような、心地よい孤独感を味わわせてくれる作品です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前、星野道夫の本の感想を書いた時に、読書メーターの利用者の方から紹介いただいた本。 いくつもの講演原稿を収録したものなので、何度も繰り返されるエピソードがいくつもある。 最初は、自分が間違えて同じところを何度も読んでしまったかと思ったほど。 小説ならそんなことはあり得ない。 けれどもこれは、星野道夫が何をどう見て、どう感じて生きているかを語る講演会の原稿なのだ。 繰り返されるということは、それだけ彼の心に強い印象を与えたエピソードだということだ。 例えば熊との距離感。 野生の熊は怖くないと、彼は言う。 なぜなら熊は人を怖れているから。 しかし、人との距離感が狂ってしまった熊は恐ろしい、とも言う。 人と近くにありすぎる熊は、人を怖れないから怖い、と。 今の日本でも、人が熊のいるエリアに近づきすぎたために、熊が住宅地にやってくるなんてことになっている。 鮭、山菜、木の実など、人間と熊が共通して好む食料を、奪い合うことになってしまっている。 「生物の多様性」と「人の生き方の多様性」この二つが大事とも。 多様性を認めるというのは、自分とは違うもの、目の前にいない存在をも認めることなんだろうと思う。 来年のために、次に来る人のために、全部を取り尽くさない。 多様性はそうやって担保されてきたのではないだろうか。 現在は自分のためにすべてを取り尽くして 日本では絶滅した狼も、アラスカでは生存できる。 人間と共存しているわけではない。 大きく距離を取っているから、狼を絶滅させずにすんでいるだけだけど。 自分が見えていないところでも自然は存在し続けている。 それを感じることが大切なのだ、と何度も繰り返し語られている。
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