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ツタンカーメン発掘記 筑摩叢書185
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ツタンカーメン発掘記 筑摩叢書185

ハワード・カーター(著者), 酒井伝六(著者)

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ツタンカーメン発掘記 筑摩叢書185

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1971/12/17
JAN 9784480011855

ツタンカーメン発掘記

¥1,045

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2025/08/18

メトロポリタン館長トマス•ホーヴィング『ツタンカーメン秘話』を読んで、ツタンカーメン王墓発掘には、メトロポリタンが全面協力していたことを知った。 ホーヴィングは、過去のメトロポリタンの資料を徹底的に調査して、カーターとメトロポリタンの密約を発見する。 発掘の報奨として、メトロポリ...

メトロポリタン館長トマス•ホーヴィング『ツタンカーメン秘話』を読んで、ツタンカーメン王墓発掘には、メトロポリタンが全面協力していたことを知った。 ホーヴィングは、過去のメトロポリタンの資料を徹底的に調査して、カーターとメトロポリタンの密約を発見する。 発掘の報奨として、メトロポリタンにツタンカーメンの宝物の一部を隠れて割譲するという密約だ。 ホーヴィングは、メトロポリタンの所蔵品を精査して、割譲されたと思しき宝物を特定している。 ホーヴィングの指摘で一番説得力があったのは、カーターが未盗掘の墓を発見し、通路の先に「ツタンカーメン」と記載された封印を発見した時の行動だ。 カーターは、すぐにパトロンであるカーナヴォン卿に連絡を取り、急行してくれと伝える。 カーナヴォン卿が到着したのは約3週間後のこと。 カーターはカーナヴォン卿と一緒に、封印を破る。 これが『ツタンカーメン発掘記』に書かれている内容だ。 これに対して、ホーヴィングは、「そんなバカな!」と言う。 何年もかけて発掘を続けた失敗続きだったカーターがようやく発見した未盗掘の墓に、彼が追い求めていた「ツタンカーメン」の名前を見出している。 そんな夢のような発見をしてから3週間もカーターがじっと待っていた、と言うことはあり得ない、と言うのが、数々の秘宝を入手してきたメトロポリタン館長の本音だった。 それを踏まえて、本書を読んでみた。 メトロポリタン館長の本を先に読んでいなければ、パトロン思いの、礼儀正しいイギリス紳士としてカーターを捉えて、本書に書かれていることをそのまま納得したことだろう。 カーターの自伝は、一人称語りの「信用できない語り手」によるものであることを明記すべきだ。 だが、一攫千金を夢見る山師のような溢れる野望を持ったのがカーターだ。 でなければ、7年間も執念深く発掘を続けられるはずはない。 その間、カーターはカーナヴォン卿を説得し続けなくてはならなかった。 発掘に成功した1922年は、カーナヴォン卿がカーターに与えたラスト•チャンスだった。 そのラスト•チャンスをものにしたカーターにとって、ただ待つだけの三週間は、山師にとって待つことは不可能だ、と言うホーヴィングの見方は慧眼ではないか、と感じた次第。

Posted by ブクログ

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