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土曜日はお楽しみ 岩波少年文庫201
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2010/12/16 |
JAN | 9784001142013 |
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土曜日はお楽しみ
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商品レビュー
4.5
13件のお客様レビュー
土曜の午後にきょうだい全員のおこづかいを使って、ひとりだけが好きなことをする。モナはおさげを切って大変身。オリバーはサーカスへでかける。迷子になっちゃうけど。子どもたちがニューヨークの街にひとり出かけて好きなことをする。現代の冒険。素敵だな。何があっても乗り越える明るさ、家族に必...
土曜の午後にきょうだい全員のおこづかいを使って、ひとりだけが好きなことをする。モナはおさげを切って大変身。オリバーはサーカスへでかける。迷子になっちゃうけど。子どもたちがニューヨークの街にひとり出かけて好きなことをする。現代の冒険。素敵だな。何があっても乗り越える明るさ、家族に必要なのはそういうことかも。
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「あああ、たいくつて、死ぬう!」 雨の土曜日にそう言ったメレンディ家の3番めの子どものランディは、4人きょうだいの1週間分のおこづかいをまとめて一人が使う、クラブを作ることを提案します。 4人は性格も好きなことも違うけれど、それぞれが将来の希望を持っていて、また、お父さんや家...
「あああ、たいくつて、死ぬう!」 雨の土曜日にそう言ったメレンディ家の3番めの子どものランディは、4人きょうだいの1週間分のおこづかいをまとめて一人が使う、クラブを作ることを提案します。 4人は性格も好きなことも違うけれど、それぞれが将来の希望を持っていて、また、お父さんや家政さんのカフィの言いつけをよく守ろうとしながらも、子どもらしい好奇心と冒険心を持っているところが素晴らしい。 クラブを作ることを決めたとき、1番上のモナが 「お父さんにきいてみなくちゃいけないわね」 というと、2番めのラッシュが 「うん、きっといいっていうさ。子どもたちが自主的にいろいろやるのはいいことだと思っているから」 と答える場面で、家族間の信頼関係を強く感じました。 「車にひかれない、知らない人についていかない」 これだけのシンプルなルールで、あとは子どもたちを信じる、こんな子育てができたら理想的。 一番心に響いたのはランディと、知り合いの老婦人オリフィアント夫人との会話 「よく考えると、あたしたちって、すごく平凡な毎日を送っているんですもの。だけど、つまらないとは思えないんです。」 「それはね、あんたが人よりよく見える目を持っているからだし、人よりよく聞こえる耳を持っているからですよ。そういう人は、毎日をつまらないなんてあんまり思わないもんですよ。」 平凡=つまらない、ではないことを多くの子どもたちにもわかってほしいと思います。 そして、この本を読んだ子どもたちが、大人になって親になるまでこのお話を覚えていてくれたらいいなあ。
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メレンディ家の、モナ13歳、ラッシュ12歳、ランディ10歳、オリバー6歳の4人きょうだいの物語。 子ども部屋の大人が関わらない子どもだけの世界がある。 4人はそれぞれ個性的で未来の希望に満ちている。けれど、雨降りの土曜日に退屈しきっていた。 そこで考え出した土曜日を最高に楽しく過...
メレンディ家の、モナ13歳、ラッシュ12歳、ランディ10歳、オリバー6歳の4人きょうだいの物語。 子ども部屋の大人が関わらない子どもだけの世界がある。 4人はそれぞれ個性的で未来の希望に満ちている。けれど、雨降りの土曜日に退屈しきっていた。 そこで考え出した土曜日を最高に楽しく過ごす方法。そこから始まる冒険がなんとも楽しい。 出会いあり、失敗あり、きょうだいが多いっていいなぁとつくづく思う。 最後に、もうすぐ14歳になるモナが、やがて大人になるということにハッと気づきこわくなる場面がある。そう、子ども時代のこの素晴らしい土曜日は永遠には続かない。 だからこそ輝かしいのでしょう。 メレンディ家の子どもたちの輝かしいこの日々が、第二次世界大戦中のアメリカ・ニューヨークだということに複雑な思いがしたが。
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