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首ざぶとん 角川ホラー文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/11/24 |
JAN | 9784043943968 |
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首ざぶとん
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首ざぶとん
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
フリーター"まりか"と華道教室の若先生"龍彦"との周りで巻き起こる怪奇現象を題材とした連作短編集。表題作『首ざぶとん』を含め各短編の設定内容は非常に興味深くそそられたのも事実であった。人は解釈次第で怖さを操作出来るが、その解釈も説明も出来な...
フリーター"まりか"と華道教室の若先生"龍彦"との周りで巻き起こる怪奇現象を題材とした連作短編集。表題作『首ざぶとん』を含め各短編の設定内容は非常に興味深くそそられたのも事実であった。人は解釈次第で怖さを操作出来るが、その解釈も説明も出来ない事が1番怖いのだという事を思い知らされる。だけど何でこの主人公コンビを共通登場キャラにしたのだろう。怪異探偵シリーズっぽくなり、しかもまりかが龍彦に淡い恋心を抱いた日にゃ一気に面白さ半減。あーあ、いい感じの怖さのあるネタだけに残念。
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島本まりかはフリーター。華道教室の先生・磯部龍彦と共に怪談蒐集を始めるが、様々な怪異に見舞われる。 京都を舞台とした連作短編集。 「首ざぶとん」 おざぶ…おざぶ…という声が聞こえるという「おざぶあな」。まりか達は軽い気持ちで足を踏み入れてしまう。最後まで気が抜けない怖い話だ。 「トモダチ」 携帯を通じて会う約束をすると、邪魔してくる怪異。まりかが目をつけられるわけがわからなくて怖い。そういう怪異なのだから仕方がないか。そしてこれで本当に終わったのかがわからないのも嫌な感じである。 「ひじり」 近所の連続放火事件を調べていると、「ひじりに関わるな」と警告をうける。「ひじりに興味を持ったら、ひじりがこっちに興味を持ちよるんや」と。それでもひかないでいると、また不審火が起こる。何が目的なのかわからないし、ひじりに関わる何かも描写されるが、正体は不明のまま。 「羊を何度も掘り出す話」 タイトルそのままの話。いつの間にか穴を掘らされ羊の化け物を見る…という。他の3編に比べると1番平和的に解決している気がする。
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連作の怪異譚四編。語り口も雰囲気も非常に好み。けども全体としては、おしい、という印象。 各話の中に出てくる怪談エピソードは秀逸なのですけれども、そのエピソードを取り込んだ中編の物語としては、そして同じ登場人物を使った連作短編としては上手く材料を消化しきれていないのではと感じました...
連作の怪異譚四編。語り口も雰囲気も非常に好み。けども全体としては、おしい、という印象。 各話の中に出てくる怪談エピソードは秀逸なのですけれども、そのエピソードを取り込んだ中編の物語としては、そして同じ登場人物を使った連作短編としては上手く材料を消化しきれていないのではと感じました。 表題作以外の三作は、狙って作り出しているであろう不条理で不穏な雰囲気に対し、ぎりぎりで、ぎこちなさと冗長さが勝ってしまっているように思えます。 このような構成を取るならもう少し練れたのではないかなぁと思えてしまう。 好みなだけになおさら。
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