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電子書籍奮戦記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/11/18 |
JAN | 9784103284116 |
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電子書籍奮戦記
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
荻野さんは何事にも本気に一途にトライしてきた人 法学部を出ながら東映の映画作りに加わり パイオニアでレーザーディスクに関わり アメリカのボブスタインと気が合い 彼が持つボイジャー社と出会って ニホン社を起こすことに発展する それ以後の20年というもの 電子書籍という媒体を使うこ...
荻野さんは何事にも本気に一途にトライしてきた人 法学部を出ながら東映の映画作りに加わり パイオニアでレーザーディスクに関わり アメリカのボブスタインと気が合い 彼が持つボイジャー社と出会って ニホン社を起こすことに発展する それ以後の20年というもの 電子書籍という媒体を使うことで 広く細かく発言を汲み取ることに携わってきたし 本を機械的に音声化することで聴覚障害者へと 本という媒体を広げてきた 早さを調節できて無感情で読み上げることで 文字そのままを色の付かない状態で提供できる 又webにつなぐことで本の裏側にある膨大な資料や 歴史にワンクリックでリンクすることができる 現状ではドットブックという日本語用の 電子書籍のフォーマット形式に 閲覧ソフトのT-Timeを開発している こらは電子書籍フォーマットの本命であるEPUBとも 相性が良いらしい 兎も角荻野さんは視野の広い信頼の置ける人物のようである
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2012年初の読了した本。電子書籍についていろいろ知りたくて手にとった本ですが、よかったです。おもしろかった。 中にかかれてある文書で気に入った文書を転記しておきます。 『もし電子書籍なるものがオン・スクリーンで読めるとか、デバイスに100冊納まるとかだけにとどまるならば、一体何...
2012年初の読了した本。電子書籍についていろいろ知りたくて手にとった本ですが、よかったです。おもしろかった。 中にかかれてある文書で気に入った文書を転記しておきます。 『もし電子書籍なるものがオン・スクリーンで読めるとか、デバイスに100冊納まるとかだけにとどまるならば、一体何の意味を持つだろう。紙の本のままで十分ではないか。書き手がいて出版社があって、印刷所があり書店があり図書館がある、ただ、そうした仕組みにおいてなお育むことができない出版があり、これもまた伸ばすべきものであるならば、電子出版には存在理由がある。かすかだが試みて値する希望がある』
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誰にもヒーローやヒロインがいると思う。 僕にとっての萩野さんは、数少ないヒーローの一人だ。 高校生の頃Macintoshに出会い、やがてExpanded Bookに出会って、ほんとコンピューターを読むようになり、気がつけばT-Timeもエキスパンドブックビルダーも買っていた。Ma...
誰にもヒーローやヒロインがいると思う。 僕にとっての萩野さんは、数少ないヒーローの一人だ。 高校生の頃Macintoshに出会い、やがてExpanded Bookに出会って、ほんとコンピューターを読むようになり、気がつけばT-Timeもエキスパンドブックビルダーも買っていた。Mac Expoではエキスパンドブック横丁に通った。萩野さんがボイジャージャパンを興された頃から、多分、ずっと追っかけのようなことを、小さく静かに続けてきた。 あれからもう随分たって、気がついたら、マガジン航に時々寄稿させてもらうようになった。ようやく、ちょっとだけ、追いついてきたのだ。 電子書籍奮戦記は、萩野さんのこの20年ほどの、文字通り奮戦記だ。金儲けでなく、小さなものが声を発するためのメディアとしての電子書籍に取り組み続けた、萩野さんの熱い、熱い声だ。 萩野さんの文章は面白い。語り口は丁寧なのだが、語っている内容は常に熱い。革命者のそれなのだ。フロンティアを駆けるものの、道なき草原を走るもののそれなのだ。嘘のない文章を、読んでいるとだんだんと勇気づけられる。元気になる。僕にも何かできるのではないかと信じられるように思う。 電子書籍に興味のある方は是非読んで欲しい。そして書籍に携わる仕事をしている人には、必読の書だ。退けることなく、読むべし。
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