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ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯
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ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

クレア・キップス(著者), 梨木香歩(訳者)

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ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/11/11
JAN 9784163733005

ある小さなスズメの記録

¥220

商品レビュー

4.1

103件のお客様レビュー

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2025/09/18

第二次世界大戦中、生存能力がないとみなされ巣から落とされたと思しきスズメのヒナを拾い、その寿命が尽きるまで一緒に暮らした女性が書いたエッセイ。生物学的、鳥類学的にも貴重な記録となるだろうと、著者がクラレンスと名付けたスズメの様子をつぶさに描写している。だが客観的になりすぎず、著者...

第二次世界大戦中、生存能力がないとみなされ巣から落とされたと思しきスズメのヒナを拾い、その寿命が尽きるまで一緒に暮らした女性が書いたエッセイ。生物学的、鳥類学的にも貴重な記録となるだろうと、著者がクラレンスと名付けたスズメの様子をつぶさに描写している。だが客観的になりすぎず、著者のクラレンスに対する愛情もとても感じる、時代背景に反してやさしい話である。 スズメは日本では身近な鳥だが案外解明されていない部分が多いというのは聞いたことがある。いろんな場所で見かけるスズメを観察してると洗濯物のヒラヒラが怖くて餌に近づけない臆病なやつから上野公園でパンを食べようとするサラリーマンに襲い掛かる図々しいやつまで、結構個性があるとは思う。とはいえそれは個性の範囲内の話だとは思っていたが、クラレンスは歌を歌ったり芸をしたり、ホッピングが難しいとわかると歩いたり、生活に賢く適応しているように見える。その歌をコピッて譜面にするという発想は流石、ピアノに携わる著者である。 ヨウムに言葉を教える研究の、「アレックスと私」と一緒に読みたい本だ。 「アレックスと私」ではアレックスの死の際に明らかに取り乱した著者とは対照的に、クラレンスの死を覚悟し、静かに迎えた著者のあっさりとも取れる描写が、逆に静かなる喪失感も想起させる。単なる「ペットかわいー♡」ではないこの記録が、学術的だけでなくクラレンスの生きざまを生き生きと表現しているように思う。 今は文庫版の電子書籍も出ているが、装丁がいいと聞いたので、中古書店を探して手に入れた。1ページ1ページを大切に開きながら読みたい本のうちの1つ。

Posted by ブクログ

2025/09/13

鳥飼いが普段、愛鳥に対して想っていること、愛おしいと感じること、心配になること、その全てが映し出されていました。80年も前から、愛おしい鳥との暮らしを通じて思うこと願うことは同じなのだな。鳥とは本当に感情も表情も豊かで、個性的で、一羽一羽が唯一無二の存在。それが手に取るように分か...

鳥飼いが普段、愛鳥に対して想っていること、愛おしいと感じること、心配になること、その全てが映し出されていました。80年も前から、愛おしい鳥との暮らしを通じて思うこと願うことは同じなのだな。鳥とは本当に感情も表情も豊かで、個性的で、一羽一羽が唯一無二の存在。それが手に取るように分かる、鳥を愛する人たちにとって宝物になるような一冊でした。

Posted by ブクログ

2025/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯 副題は余計。ただの小さなスズメとドイツの空襲と戦ったあるイギリス婦人の記録。 ただの記録。 おそらくキップス婦人はとてつもなく愛おしい私の小さな不虞のスズメを失ってしまうであろう悲しさに耐えきれずに筆をとったのだと思います。 節度をもった文体。淡々とした語り口。静かなユーモア。 だからこそ、この本は胸を打ちます。 3/25で私の小さなチワワのクッキーとお別れして丸4年となります。 この本で、竹蔵の中に空いている小さいけれども大切な穴を思い出すことができました。 訳者の梨木さんも愛犬を最近亡くされたそうです。 この本は”人と共に歩んだ誇り高い小さな友”と共に歩んだことのある人の良き慰めとなってくれることと思います。 竹蔵

Posted by ブクログ