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免疫学の巨人 7つの国籍を持った男の物語
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2010/11/22 |
| JAN | 9784087814477 |
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免疫学の巨人
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ゾルタン・オヴァリー(1907-2005)、92歳の時の回想録。原題はSouvenirs。 故郷はトランシルヴァニア。ここはハンガリーからルーマニアになり、またハンガリーに戻り、その後ルーマニアになった。その変転ぶりは副題「7つの国籍を持った男」に部分的に反映されている。彼の場合...
ゾルタン・オヴァリー(1907-2005)、92歳の時の回想録。原題はSouvenirs。 故郷はトランシルヴァニア。ここはハンガリーからルーマニアになり、またハンガリーに戻り、その後ルーマニアになった。その変転ぶりは副題「7つの国籍を持った男」に部分的に反映されている。彼の場合はさらに「無国籍」だった時もある。 研究の話が前面に出てくるわけではない。むしろ、基調にあるのは文化や芸術。子どもの頃、母親のサロンには、さまざまな文化人や芸術家が出入りした(たとえば音楽家なら、カザルス、ドホナーニ、バルトーク、コダーイ)。そうした環境が彼のその後の生活観や価値観を形作った。もちろん、パリのパスツール研究所時代、イタリアでの開業医時代、ジョンズ・ホプキンスやニューヨーク大学時代のことも書いてあるが、出てくるのはユーモラスなエピソードや機智に富む会話がほとんど。PCA反応をどう発見したかがさらりと書いてあったりする。(自身が経験したはずの苦難や悲劇的事件はほとんど出てこない。書名がSouvenirsなのは、そういう理由からかもしれない。) 訳者は多田富雄。同じ免疫学の研究者で旧来の友というだけでなく、趣味も好みも驚くほどよく似ている。多田は2010年5月に死去。本書はその半年後の刊行。訳文がひじょうに読みやすい。
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ゾルタンの人生と興味がわかった。私はこの本を手に取った際に、主に免疫学の中での彼の話に期待していたので、文化や人との繋がりについて多くの紙面が割かれているのに気づき、多少肩透かしにあったが、そこも含めて自然体の学者という印象をこの本から感じた。
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