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グラン=ギニョル傑作選 ベル・エポックの恐怖演劇
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グラン=ギニョル傑作選 ベル・エポックの恐怖演劇

真野倫平【編訳】

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グラン=ギニョル傑作選 ベル・エポックの恐怖演劇

定価 ¥4,180

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水声社
発売年月日 2010/11/20
JAN 9784891768089

グラン=ギニョル傑作選

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商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2020/07/07

20世紀初頭、パリのグラン=ギニョル座で上演された残酷劇の脚本集。当時の演目を知れる(日本語で読める本として)貴重な1冊。付録の代表的な演目のあらすじ集も嬉しい。

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2015/08/07

グラン=ギニョル(大きな人形)劇の傑作選。人形といいながら、演じるのは全て人間です。 卒論の参考資料に『グラン=ギニョルー恐怖の劇場』は読みましたが、作品そのものを読むのは初めてです。 日本の大正・昭和期にあったエログロナンセンスに近いものを感じますが、こっちの方がより生々しいで...

グラン=ギニョル(大きな人形)劇の傑作選。人形といいながら、演じるのは全て人間です。 卒論の参考資料に『グラン=ギニョルー恐怖の劇場』は読みましたが、作品そのものを読むのは初めてです。 日本の大正・昭和期にあったエログロナンセンスに近いものを感じますが、こっちの方がより生々しいですね。 現代でもよく”グラン=ギニョル”の名前はオマージュされていますが、実際どんなのものなのか調べようとすると資料が少ないので、本書の刊行はとてもありがたい。 ただ、出来ればもう少し早く出して欲しかった。 自治医大店 田崎

Posted by ブクログ

2011/12/14

グラン=ギニョル劇の戯曲の代表的な作品を翻訳したもの。 どういう芝居だったのか、よく伝わってきました。 実際に、特殊メイクや小道具で、 拷問や流血沙汰を表現してもいたわけですが、 「こんな、あんな、恐ろしいことが起こる(起きた)」 という、残虐な描写をセリフだけで観客に伝える部分...

グラン=ギニョル劇の戯曲の代表的な作品を翻訳したもの。 どういう芝居だったのか、よく伝わってきました。 実際に、特殊メイクや小道具で、 拷問や流血沙汰を表現してもいたわけですが、 「こんな、あんな、恐ろしいことが起こる(起きた)」 という、残虐な描写をセリフだけで観客に伝える部分も 多々あって、 観る側の想像力に委ねて、 脳内で恐怖を肥大させる手法も採られていたのだと納得。 恐怖の対象は人智を超越したモンスターなどではなく、 あくまで観客が暮らす世界の延長線上にある、 今日明日、我が身に降りかかるかもしれない災厄―― だったんだなぁ、と。 愛人が自分を裏切るとか、 病院へ行ったら医者が発狂していた(爆)とか、 当時のブルジョワは、そういう芝居を観ることで、 己の心の中にある不安と恐怖を排出していたってことですね。 しかし、映画産業の台頭によってお株を奪われ、 恐怖演劇は衰退していった……と。 でも、あとがきによると、現代のフランスにも、 グラン=ギニョル劇を上演するグループが存在するそうです。

Posted by ブクログ