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ゴヤ(1) スペイン・光と影 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2010/11/18 |
JAN | 9784087466386 |
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
「スペイン断章」や「スペインの沈黙」で語られた、荒々しい自然環境に歴史が剥き出しのまま晒されている、スペイン。そこから語り始め、アラゴン地方、フエンデトードス村にフォーカスしてゆくうちに、読者はゴヤという男がここに生まれたからには、ただお上手で穏やかな絵なんか描くわけがないことを...
「スペイン断章」や「スペインの沈黙」で語られた、荒々しい自然環境に歴史が剥き出しのまま晒されている、スペイン。そこから語り始め、アラゴン地方、フエンデトードス村にフォーカスしてゆくうちに、読者はゴヤという男がここに生まれたからには、ただお上手で穏やかな絵なんか描くわけがないことを思い知らされるのです。 比類なき才能と野望、十八世紀という時代の宮廷と画家の現実、まさにスペインそのもののような伝記の「起」です。
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読んでいる途中の感想だけれど、からだごとその場所にもっていって書く。そういう、身体性というか、現場主義というか、実感から生まれてくる描写。ポストモダンは、実感主義と否定したのかもしれないが、堂々たるモダニスト、近代主義者。40年ぶりの再読の快楽。こんなに面白かったことに気づけな...
読んでいる途中の感想だけれど、からだごとその場所にもっていって書く。そういう、身体性というか、現場主義というか、実感から生まれてくる描写。ポストモダンは、実感主義と否定したのかもしれないが、堂々たるモダニスト、近代主義者。40年ぶりの再読の快楽。こんなに面白かったことに気づけなかった浅はかさを、若さというのだろうか?
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20180207蔵書 20170903読了 1974年発行。単行本。図書館にて。ゴヤという男は自己顕示欲や出世欲の強い、かなりギラギラした奴だったみたい。●ゴヤの人生をなぞる前に、スペインという国がどのような歴史の下に成り立っているのか説明される初めの章「スペイン・光と影」がとて...
20180207蔵書 20170903読了 1974年発行。単行本。図書館にて。ゴヤという男は自己顕示欲や出世欲の強い、かなりギラギラした奴だったみたい。●ゴヤの人生をなぞる前に、スペインという国がどのような歴史の下に成り立っているのか説明される初めの章「スペイン・光と影」がとても興味深い。地理的条件、イスラム教とキリスト教が共存していた時代、文化のない社会上層部等々・・・。●あとに続くのは「フエンデトードス村」「マドリード」「ローマへ」「ふたたびサラゴーサへ」「王立サンタ・バルバラ・タピスリー工場」「いわゆるベラスケスの”発見”について」「アカデミイ会員=ゴヤ」「内閣総理大臣フロリダブランカ伯爵」「自画像」
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