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エウセビオス「教会史」(上) 講談社学術文庫
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エウセビオス「教会史」(上) 講談社学術文庫

秦剛平【訳】

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エウセビオス「教会史」(上) 講談社学術文庫

2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2010/11/10
JAN 9784062920247

エウセビオス「教会史」(上)

¥2,750

商品レビュー

3

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2022/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初のキリスト教史とされるエウセビオスの「教会史」。巻末で翻訳者が愚痴っている通り正確な文章という感じではないけど、読みやすさについてはそこまで感じなかったので秦氏さすがだなあと思った。4世紀当時のキリスト教徒たちの認識ってこんな感じだったんだと思うと興味深い。ユダヤ人たちがイエス殺しとキリスト教徒迫害の「報い」を受ける様子、信徒たちが受けた拷問の様子なども誇らしく生々しく、たくさん引用して報告している。ローマ皇帝からの寛容令を勝ち取った当時、長い苦難を乗り越えて輝かしい未来が開けていく実感があったんだろうなあ。 訳者はエウセビオスについてキリスト教の反ユダヤ人感情をあおり歴史へ乗せた戦犯の一人だというようなことを書いている。その後の世界の歴史から見たら責めたくなるのだろうけど、当時のキリスト教徒たちがあれだけ苛烈な告発と拷問、虐殺にかかわり続けたユダヤ人たちを憎まないでいられるはずもないし、この時点ではそれもやむなしじゃんと思ってしまった。逆に敬虔なユダヤ人からしたら、キリスト教徒は殺したくなるほど憎い組織破壊者、異端者なのも分かるけどもね。

Posted by ブクログ

2013/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初期キリスト教の概要?を記した本。イエスとされる人物が死んでからどういう風にキリスト教会が興っていったかを最初に綴った本らしい。 この本を読んでやや意外なのは当初の発展の中心はどうもギリシャ周辺や地中海沿岸だったらしいこと。 そしてそのため、狭義の解釈等についてはギリシャ哲学がかなり援用されてるっぽいこと。 多分、ヨハネの福音書の「ロゴス」という概念はその辺りからきてるんだろう。 後、印象深いのはユダヤに対する憎悪。イエスが殺された恨みからなんだろうが殺されて当然みたいな表現はとても「愛」の宗教とは呼べない。 「異教徒には死を」みたいな部分は当初からの特色だったというのはユダヤ教を根にしているからなのか。 しかしキリスト教がユダヤ教の異端であることを思えばキリスト教自体から異端が生まれるのも必然だわな。 さて、正統教会とやらは異端どもにどんな仕打ちをしてきたのやら。

Posted by ブクログ

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