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今こそルソーを読み直す 生活人新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2010/11/08 |
JAN | 9784140883334 |
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今こそルソーを読み直す
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
ルソーの入門書としてすごくわかりやすく勉強になりました。 とことん考え抜いた結果アイロニーに行きつく、この世の救いようの無さ
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近年、「人が自分らしく生きる」ということと、他の人との関係、そして組織や社会との関係に関心があって、そこから暴力とか、エゴセントリシティとか、成人発達とか、文化の違いとか、色々、興味を持って本を読んでいる。 そういう中で、出会ったのが、ハンナ・アーレントで、彼女の言っていること...
近年、「人が自分らしく生きる」ということと、他の人との関係、そして組織や社会との関係に関心があって、そこから暴力とか、エゴセントリシティとか、成人発達とか、文化の違いとか、色々、興味を持って本を読んでいる。 そういう中で、出会ったのが、ハンナ・アーレントで、彼女の言っていることに全面的に賛成しているわけではなく、一部大きな疑問を持っているとこもあるのだが、問題設定の仕方とか、思考のパターンとかにはかなり共感している。 アーレントは色々なことを言っているわけだが、何かこうしたらいいという積極的な主張があるわけでは必ずしもなく、彼女の最大の関心は、「全体主義を避けること」で、その他のことは少々問題あっても仕方ないみたいな感じなんだろうと思う。 というなかで、反全体主義という観点で、最大の批判の対象となっているのがルソーなんですね。(アーレントは、マルクスにも批判的だけど、全面的な批判はなく、肯定的な評価の部分も多い) 私も昔ルソーの本を何冊か読んだ時の疑問とアーレントの批判はかなり共通の部分があって、共感した。 あと、ルソーといえば、現代思想の中では、批判的に取り扱われることが多くて、デリダが、ルソー、およびルソー的な世界観の中にいるレヴィ・ストロースを批判したのは有名。 というなかで、ルソーの入門書を手に取る。 著者は、アーレント関係の本もたくさん書いていて、デリダの解説もしている仲正さん。 で、不思議なことに、これはルソー批判ではなくて、どちらかというとルソー擁護の本です。 ルソーのテキストに添いつつ、デリダ、ロールズ、アーレントなどとの関係を紐解いていく、まさに私が知りたかったこと。 ルソーに対する誤解の一部は解けたかな? でも、ルソー本人の意図は違ったとしても、やっぱりルソーの思想は結果として全体主義を生み出すのだ、という感覚はあまり変わらないかな? 好きか、嫌いか、賛成するか、反対するかは別として、ルソーは、今、色々なことを考えるのに大切なところだと思った。
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ルソーそのものよりも社会契約論に的を少し絞った上での一冊。 内容はその『社会契約論』に絞ってあるので、前後の著作にはそれほど多くは触れていない感じなのだけど、この社会契約をもとに全体を説明しようとするバランス感覚が読みやすかった。 一般意志、自然人、社会契約といったキーワード...
ルソーそのものよりも社会契約論に的を少し絞った上での一冊。 内容はその『社会契約論』に絞ってあるので、前後の著作にはそれほど多くは触れていない感じなのだけど、この社会契約をもとに全体を説明しようとするバランス感覚が読みやすかった。 一般意志、自然人、社会契約といったキーワードを軸にして、ルソーは現代までにどういった影響を及ぼしているのか、というごく当たり前の疑問に対して、きちんと著者なりの解釈をしているのでスラスラ読める。
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