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選ばなかった冒険 光の石の伝説 偕成社文庫3267
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 2010/11/01 |
JAN | 9784036526703 |
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選ばなかった冒険
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商品レビュー
4.3
17件のお客様レビュー
ロールプレイングゲームの世界に迷い込むファンタジー。 ロール=役割が決まっている時に人はそこから逸脱できるのだろうか。
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ある日。学校の階段からRPGの世界へ。 RPGの世界で眠ったらもともと居た世界にもどる。 もう一度寝たら、またRPGの世界へ。 そこには闇の王がいて……。 ———あらすじ——— 学とあかりは、保健室に行く途中、学校の階段から「光の石の伝説」の世界にワープしてしまう。そこは、学...
ある日。学校の階段からRPGの世界へ。 RPGの世界で眠ったらもともと居た世界にもどる。 もう一度寝たら、またRPGの世界へ。 そこには闇の王がいて……。 ———あらすじ——— 学とあかりは、保健室に行く途中、学校の階段から「光の石の伝説」の世界にワープしてしまう。そこは、学が昨夜夢中になってプレイしていたロールプレイングゲームの、闇の王が支配するダンジョンの世界だった…。 ————感想————— 児童文学のカテゴリ。めちゃくちゃ楽しめた。子供はもちろん、大人が読んでも面白いしワクワクした。そして主人公の二人(学とあかり)どちらの気持ちもわかるので、かなり感情移入できた。 闇の王、兵士、モンスターを倒すため訓練を受けるシーンがあるのだが『音を立てない歩き方』は自分も本を片手に試しながら読んだ。足音消せるようになったかもしれない。 ハリーの正体は明かされるが、学とあかりのゲーム内での役割は最後まで明かされないのも余白があって良い。僕は学は最初にハリーと仲良くなったように優しさを気付きを、あかりはラストシーンや戦う意味を考えるシーンに象徴されるように俯瞰と確信を付く役割があるのだと考えた。 「ほとんどの者が殺す側か殺される側になっているのだ。 そしてこの世界にいる自分は、むこうの世界で自分が殺されていたり、だれかを殺していたりすることを知らないで、だれが好きとか話しているのだ」 この独白が良い。 僕が選ばなかった冒険を誰かが生きていて、誰かが選ばなかった冒険を僕が生きている。 そしていじめのシーンがすごかった。色々な小説・漫画・映画などでいじめのシーンは描かれていて、作家からしたらいかに対象を苦しめるのか大喜利みたいになってるけれど、『選ばなかった冒険』のいじめシーンは凄かった。すごく嫌。それでいて新鮮。 あとカレーシチューってなんだろ。ビーフシチューのことかな。
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冒険物語のなかでもゲーム要素が強くて好きです! 痛々しい描写もしっかり伝わって、手汗握りながら読みました。
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