1,800円以上の注文で送料無料

選ばなかった冒険 の商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/12/17

ロールプレイングゲームの世界に迷い込むファンタジー。 ロール=役割が決まっている時に人はそこから逸脱できるのだろうか。

Posted byブクログ

2023/12/07

ある日。学校の階段からRPGの世界へ。 RPGの世界で眠ったらもともと居た世界にもどる。 もう一度寝たら、またRPGの世界へ。 そこには闇の王がいて……。 ———あらすじ——— 学とあかりは、保健室に行く途中、学校の階段から「光の石の伝説」の世界にワープしてしまう。そこは、学...

ある日。学校の階段からRPGの世界へ。 RPGの世界で眠ったらもともと居た世界にもどる。 もう一度寝たら、またRPGの世界へ。 そこには闇の王がいて……。 ———あらすじ——— 学とあかりは、保健室に行く途中、学校の階段から「光の石の伝説」の世界にワープしてしまう。そこは、学が昨夜夢中になってプレイしていたロールプレイングゲームの、闇の王が支配するダンジョンの世界だった…。 ————感想————— 児童文学のカテゴリ。めちゃくちゃ楽しめた。子供はもちろん、大人が読んでも面白いしワクワクした。そして主人公の二人(学とあかり)どちらの気持ちもわかるので、かなり感情移入できた。 闇の王、兵士、モンスターを倒すため訓練を受けるシーンがあるのだが『音を立てない歩き方』は自分も本を片手に試しながら読んだ。足音消せるようになったかもしれない。 ハリーの正体は明かされるが、学とあかりのゲーム内での役割は最後まで明かされないのも余白があって良い。僕は学は最初にハリーと仲良くなったように優しさを気付きを、あかりはラストシーンや戦う意味を考えるシーンに象徴されるように俯瞰と確信を付く役割があるのだと考えた。 「ほとんどの者が殺す側か殺される側になっているのだ。 そしてこの世界にいる自分は、むこうの世界で自分が殺されていたり、だれかを殺していたりすることを知らないで、だれが好きとか話しているのだ」 この独白が良い。 僕が選ばなかった冒険を誰かが生きていて、誰かが選ばなかった冒険を僕が生きている。 そしていじめのシーンがすごかった。色々な小説・漫画・映画などでいじめのシーンは描かれていて、作家からしたらいかに対象を苦しめるのか大喜利みたいになってるけれど、『選ばなかった冒険』のいじめシーンは凄かった。すごく嫌。それでいて新鮮。 あとカレーシチューってなんだろ。ビーフシチューのことかな。

Posted byブクログ

2023/03/22

冒険物語のなかでもゲーム要素が強くて好きです! 痛々しい描写もしっかり伝わって、手汗握りながら読みました。

Posted byブクログ

2023/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小学生の頃にめっちゃ読んだ名作第二弾。 主人公の小学生の学は、テレビゲームをして寝不足になり、授業中に保健委員のあかりと、後者の反対側にある保健室に向かう。 階段を降りている途中で異世界に入る。まるでゲームの世界で闇の王を倒す目標ができる。スライム的魔物のイギーというハリネズミが変体してフクロハリネズミになり、会話し、友達になる。 その異世界で眠ると現実世界に戻ってこれて、学とあかりは毎晩電話で話す。また異世界では隣のクラスの転校生も現れ、その子分のバトルというnpcに戦闘訓練を受ける。 現実世界側でも虐められかけていた学は、戦闘訓練の成果でいじめっ子を撃退する。 異世界側で、拠点が闇の王の手下に襲われ、予見したハリーに助けられる。仕掛けた罠で痛手を負わせて追撃するが、穴に落ちてしまい、そこでもぐら男というnpcを仲間にする。(あ、メルという女npcと出会ったことを書き忘れた) 追撃を進めるが、転校生・バトル・メル組と学・あかり・もぐら男組に分断されてしまい、前者は変装しての闇の王退治に向かい、後者は遅れて合流してきたハリーにより、フクロハリネズミの住む図書室へ。 図書室で大量のフクロハリネズミと出会い、彼らが元は現実世界から転生してきたことを知る(彼らは現実世界には戻れないし、現実世界の彼らは普通に暮らしているらしい) 転校生の勇太組は全滅したことを現世でのコミュニケーションが取れなくなったことにより知り、儀式の部屋でイギーを天井から降らせて一気に兵士を眠らせて、光の石を奪取する作戦を決行する。 闇の王の死んだフリで一悶着あったが、学が撃たれて瀕死になりつつ、あかりが闇の王を刺し殺して終わり。突然現世に帰還し、終了。はたしてフクロハリネズミたちの記憶がクラスメイトなどに戻ってきたのかは…

Posted byブクログ

2023/01/28

戦うことの意味について考えさせられた。 それと、時々妙にリアルな夢を見る事があるけど、その時は違う世界に行ってる?と思いそう。

Posted byブクログ

2022/09/04

「二分間の冒険」と並び立つ、児童書の名作で、読み終えた子供と一緒に、あそこの展開は凄かったね~!と語り合えたのが良かった。

Posted byブクログ

2021/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小学生の時に読んだファンタジーを大人になってから再読。 非常に面白かった。ゲームの世界に急に紛れ込んだ学とあかり。そこで出会うフクロハリネズミのハリー。この世界で眠ると元の世界の自分に戻り…。 不思議な冒険に引き込まれて一気に読めたが、結末が微妙だったかな。モグラ男達はなんだったのか、この世界はどうしてこうなったのか、バトルやメル、モグラ男達はどうゆう立場だったのか… 続編やもっと結末を詳しく書いて欲しかった。 でも物語としては十分楽しめました。

Posted byブクログ

2021/04/29

ドキドキした!岡田淳の作品やっぱり面白い!最後学、あかり、フクロハリネズミ、もぐら男ががんばって光の石を手に入れたところがいい‼︎

Posted byブクログ

2021/01/17

内容に引き込まれました。ゲームの世界での殺し合い、それが現実のことだったら...と、いろいろ考えさせられましたし、子ども達にも何か感じてほしいなと思いました。

Posted byブクログ

2020/05/05

二分間の冒険に続いて読了。 これも面白かったが、こちらの方が不穏な感じ。 巻き込まれるのに理由はない。

Posted byブクログ