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苺をつぶしながら 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/11/11 |
JAN | 9784062768023 |
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苺をつぶしながら
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商品レビュー
3.9
59件のお客様レビュー
結婚していた事を服役、結婚歴を前科、元夫を看守と呼びつつも、結婚生活全てを否定する訳ではなく女一人の生活を謳歌する乃里子の姿が瑞々しい。 女の人生、男と女、女と女、誰かと生きる事、一人で死ぬ事について深く考えさせられた。 私もいつか「散髪に行ってきます」と言って家を出てみたい。
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津村記久子さんの後書きも大好き。人生時には辛い事、恥ずかしい事を経験する。乃里子は身の回りの状況を時に冷酷なほど分析し、綺麗事でなく本音を綴りながらも最終的に心の赴くまま楽しんでしまう。「人生は美しい、と、台詞で、言うのはたやすいけれども、それを物語として納得させることは至難であ...
津村記久子さんの後書きも大好き。人生時には辛い事、恥ずかしい事を経験する。乃里子は身の回りの状況を時に冷酷なほど分析し、綺麗事でなく本音を綴りながらも最終的に心の赴くまま楽しんでしまう。「人生は美しい、と、台詞で、言うのはたやすいけれども、それを物語として納得させることは至難である。乃里子三部作は、そのことに達成して余り有る。•••乃里子という女の子が、ただ生きているという様子だけで、それを描き尽くす。瞠目する」 乃里子のように生きていきたい。
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今まで読んだ田辺聖子さんの本の中で1番好き。 現代ものでも平安ものでも、読んでいてとても苦しくなってもうしばらく本読みたくない、というのが多かったけど、今回のは内容が軽やなのと、自分の好みが変わったせいかもしれない。 年とったからかなあ。 江國香織さんとかよしもとばななさんとか...
今まで読んだ田辺聖子さんの本の中で1番好き。 現代ものでも平安ものでも、読んでいてとても苦しくなってもうしばらく本読みたくない、というのが多かったけど、今回のは内容が軽やなのと、自分の好みが変わったせいかもしれない。 年とったからかなあ。 江國香織さんとかよしもとばななさんとか、せんさいでやさしいおんなのこ、が読むものより好きになってきたかも。 昔ほど何もかもが面白い、ということはないからこそたまに楽しいって思えることはとても大切だし。 どうしても思い通りになってほしい!がんばって!というより、どことなく、どうなったっていいぜ、という気分というか。 どうにかなるでしょ、ってわかっているというか。 常に男がいないと不安(物理的にも、精神的にも。今1番気に入ってるのはこの人、って決めないと不安だった)っていうより、そのうち気に入った男が現れるでしょ、とか、仕事という刑務所に服役することない、とか。 全く同感なので、周りに小さな声で言ってみるんだけど、あんまりわかってもらえないんだよねえ。それも良いって思えるようになるかな。 わかりあうためじゃなくて話し合うために話せばいいし。 何より主人公、思いやりと優しさがあっていいですね。気を使うより愛を使うってこういうこと? 雨の日に超ミニのレインコート着てお散歩に行きたい。 これは売らないでもっておこうっと。
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