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ウォッチメイカー(上) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/11/09 |
JAN | 9784167705886 |
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商品レビュー
4
55件のお客様レビュー
上ということで展開は抑え目だったので★4に留まったものの、下での展開を期待させる作品だった。とにかく冷静に計画を実行するウォッチメイカーにとにかく引き込まれてしまった。下が楽しみである。
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鬼★5 事件現場になぜか時計が残されており… 次々と展開されるミステリー大活劇 #ウォッチメイカー ■あらすじ ハドソン川流域で殺人事件と目される血まみれの痕跡が発見された。さらにその後オフィス街でも死体が発見される。どちらも残忍な手口で現場の近くにはアンティークの時計が置かれ...
鬼★5 事件現場になぜか時計が残されており… 次々と展開されるミステリー大活劇 #ウォッチメイカー ■あらすじ ハドソン川流域で殺人事件と目される血まみれの痕跡が発見された。さらにその後オフィス街でも死体が発見される。どちらも残忍な手口で現場の近くにはアンティークの時計が置かれていた。 ニューヨーク市警の科学捜査顧問を務めるリンカーン・ライムは、捜査チームとともに早速事件の調査を開始する。そのころ刑事のアメリア・サックスは、公認会計士が自殺してしまった事件について疑義を感じ、詳細を追っていたのだ。 ■きっと読みたくなるレビュー おもろい!鬼★5 なんで今更『ウォッチメイカー』なんだ、という突っ込みを受けそう。リーンカーン・ライムシリーズは1冊目を読んで以降、まるまる積読になってまして… 名作であることは知っていたのですが、なにせ『ウォッチメイカーの罠』って新作がでるので、さすがに『ウォッチメイカー』は読んでおきたかったという次第。 まず読んでみた感想としては、そりゃミステリーランキングで1位とるわ!という内容。次々と物語がうねる構成、読み手を楽しませる展開、マジでエンタメ度としては世界トップレベルだと思いますね。 ●惹きつけられるキャラクター群 多くの登場人物がいるにも関わらず、ひとりひとりの特徴や強みが明確。過去の背景も性格も分かりやすいから愛着もでてくるんすよねー ○リンカーン・ライム(ニューヨーク市警科学捜査顧問) 四肢麻痺で文字通り安楽椅子探偵の彼。いつものとおり知識と経験が豊富で、チームのリーダーとなって引っ張っていく。厳しさの中にも相手を思いやる優しさがある。若干というかかなり偏屈ではあるのですが、それも愛嬌。実は自分が目指す理想の上司像だったりもします。 ○アメリア・サックス(ニューヨーク市警刑事) 過去の身に降りかかった不幸から、不正行為が絶対に許せない彼女。今回知りたくない事実を知ってしまった彼女は、自分のなかで葛藤が生まれる。 彼女のイチ推しポイントひた向きさ。これって人間性をつかさどる中で重要な要素だと思います。素直で一生懸命って、すでに才能だと思うんすよね。普段仕事に文句ばっかり言っている自分を顧みると、理屈ばっかりこねるのではなく、まず動けやって反省せずにはいられません。 ○キャサリン・ダンス(カリフォルニア州捜査官 尋問のスペシャリスト) 嘘を見破るプロ中のプロ、ライムの特技との対比構造が物語をさらに面白くしてくれます。 特に物語の前半では、この尋問シーンが読みどころになってましたね~。相手の隠し事を嘘を見破る解説なんかは、興味津々で読んじゃいました。人間オタクのキャサリンダンス、こちらのシリーズも読まなきゃー ○ロナルド・プラスキー(ニューヨーク市警刑事 サックスの部下) 本作イチ推しキャラ!新人くんです。『ボーン・コレクター』時代のサックスを思い出しちゃう。優秀ではあるんですが、経験不足や苦手なところもある。でも若い子が必死に頑張ってる姿って、マジ美しいんすよね。大丈夫かおい… と、不安になることもありましたが、最後まで応援しちゃいました。 続きのレビューは下巻にて https://booklog.jp/users/autumn522aki/archives/1/4167705893
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ウォッチメイカーたちは10件の殺人を計画していて、物語開始時点で2件の殺人事件を完了しているが、捜査班の動きに阻まれてその後が計画通りにいかない。 四肢麻痺の元刑事リンカーン・ライムは科学捜査に基づく推理により3件目の現場に警察を先回りさせて阻止する。相棒であり恋人でもあるアメリア・サックスを自分の事件に完全に引き入れたいが、彼女自身の事件を全うさせてあげたくもあり葛藤がある。 アメリア・サックスは刑事に昇進したばかりで自身の事件解決に意気込んでいる。しかし、刑事であった元恋人のかつての犯罪により立場が怪しくなりつつある。また、巡査であった父が現役時代に不正をしていたことを知り、打ちひしがれている。 ウォッチメイカーたちは警察の追っ手をかわしながら次の犯行のタイミングを見計らっている。10人のターゲットを選んだ理由が明らかになろうとしている。 ウォッチメイカーの事件とアメリアが担当する事件にはここまでは関わりがあるようには見えない。今後どこかで繋がりが出てくるのか。 ここまでは実質的に何も起こっていないような感じでもあり、まだよく分からない。下巻に期待かな。
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