誰でも「たった20回」の練習でフルマラソンを完走できる！

金哲彦【著】

• 販売会社／発売会社: マガジンハウス
• 発売年月日: 2010/11/11
• JAN: 9784838722037

商品レビュー

2019/06/28

ここまで具体的に日々の練習を指示している本は初めてだ。
で、確かにこの20回をこなせば、特別トラブルがない限り、6ないし7時間でクリアできるだろう。
「興味はあるけどそんなに続けて走れない…」という不安も解消してくれる。
…んだけど、これって完走って言っていいんだろうか。

2018/10/29

素人が本当に短期間のトレーニングでフルマラソンを完走できるのか？
キャッチーなタイトルですが、内容は実に理路整然としたものです。
大会の制限時間６，７時間を目一杯使用して、ジョギング、ウォーキングを組合わせた走法でゴールを目指そうというものです。
ただし、ふつうの勤め人が、週に２，３回のトレーニング時間を確保できるのかは、やや疑問が残りました。
しかし、フルマラソン完走を目指そうという人は、トレーニングを分割したり、通勤時間を上手く活用したりなど工夫を凝らすのが当然かもしれません。

引越し先の図書館で初めて借りた本です。

2013/07/16

駅伝とかマラソンの解説で時々見かける金哲彦氏のマラソン本。

秋のマラソンシーズンに向けて、だいたいのトレーニング計画は立っているんですが、体重もなかなか落ちてこないし、何かヒントは無いかな、と図書館で探していて見つけました。カラーで写真もあって、読みやすそうでしたし。

ただ、中身をしっかり見てみると、そもそも、"歩き"を挟みながら、6～7時間かけて何とかマラソンを完走する、という内容で、全くの初心者が20回のトレーニングで、完走を目指すことを念頭に置いて書かれたものです。

それ、完走ちゃうやん、歩いてるやん。と思ったのは自分だけではないはず。いやまあ、広義では完走でしょうし、実際、自分も全く歩かないのかというと、給水の時やちょっとストレッチをするときとかに歩くんですけどね、なんか意図的に徒歩で、というのはちょっと違うよなあ。最近、"楽してフルマラソン"みたいな本が多いですね。いくらマラソンブームとはいえ・・・。

まあ、どういう考え方でトレーニングを計画するのか、ストレッチ・準備運動の方法、レース直前の過ごし方など、基礎の基礎というレベルではありますが参考になる部分もありました。自分の考え方にズレもないことも確認できたので良しとします。

もちろん、書かれた内容を必要としている方が読む分には、十分おススメだと思いますよ。