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はじめてのひと SHYノベルス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 大洋図書 |
発売年月日 | 2010/10/29 |
JAN | 9784813012221 |
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はじめてのひと
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商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
駒沢の真巳への告白にびっくりしたのは私だけ?そんな素振りあった?私が気付かなかっただけかもしれないけど、唐突に感じて思わず笑ってしまった(^^;)
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う~~ん、椎崎先生のネガ受け大好物なのに、イマイチ感情移入できなかったなぁ…主人公がビッチだったからかな…(笑)それとも江島さんより駒沢弁護士を愛してしまった時から歯車が狂いだしたのかしら…(私が)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラブよりも家族愛にやられた・・・。 定時制高校に通いながら、仕事と祖父の看病に明け暮れる、健気を絵にかいたような真巳。 子供の頃受けていた実父とママ母からの精神的虐待。 その後両親が交通事故死したことで、経済的基盤まで失ってしまった。 父親の会社の倒産のあおりを受け、土地家屋など財産のほとんどを手放すことになった真巳に残されたのは、唯一の肉親の祖父だけ。 こんな生い立ちのせいで、なんでも我慢してしまう真巳が心をさらけ出せるのが、隠れ家みたいな喫茶店マスターの江島。 祖父への深い愛情。江島への初めての恋。 作品を通して、真巳の心情がきちんと描かれている。 特に、余命いくばくもない祖父との心温まるやりとりが秀逸。 誰よりも大切な人間をたったひとりでこの世に残していかなければならない祖父の気持ち。 大好きな祖父との時間が指先からこぼれ落ちていくのをなすすべもなく見守る真巳の気持ち。 残していく側と残される側の心理が切々と描かれていて、本当に涙がでる。恋愛面よりこっちの方が心に残った。 江島を心の拠り所にしていた真巳だけれど、江島の家族が実は両親を失った事故の加害者だとわかる。 江島に何の罪もないことはわかっているけれど、わりきれない過去への想い。 加えて、自分自身の存在が、江島につらい過去を思い出させるのではないかと思い悩む。 そして、ふたりの関係を知った祖父に反対され、お互いの過去へのこだわりもあって一旦は別れよう、もう二度と会わないという選択をする。 けれど、やっぱり諦めることはできない。この腕を離したくない。 はじめて好きになった人だから。 それが例え、祖父の最後の頼みだったとしても・・・っていう気持ちの流れはすごく納得できて、共感できた。 一方、大人でやさしくていつでも自分を見守ってくれる。でも時に強引でかまいたがりでスキンシップ過多な年上攻の理想みたいな江島だけど、彼の気持ちの変化が結構見えづらかった。 祖父と旧知の中で真巳を陰日向で支えてくれる弁護士駒沢もいい味出してたな。 この人は肝心なところで押しが足りなくて、やさしい過ぎて割を食うタイプです。 二段組で長いけど、結構すんなり読めました。
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