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はじめてのひと の商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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2013/08/29

駒沢の真巳への告白にびっくりしたのは私だけ?そんな素振りあった?私が気付かなかっただけかもしれないけど、唐突に感じて思わず笑ってしまった(^^;)

Posted byブクログ

2012/12/25

う~~ん、椎崎先生のネガ受け大好物なのに、イマイチ感情移入できなかったなぁ…主人公がビッチだったからかな…(笑)それとも江島さんより駒沢弁護士を愛してしまった時から歯車が狂いだしたのかしら…(私が)

Posted byブクログ

2012/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラブよりも家族愛にやられた・・・。 定時制高校に通いながら、仕事と祖父の看病に明け暮れる、健気を絵にかいたような真巳。 子供の頃受けていた実父とママ母からの精神的虐待。 その後両親が交通事故死したことで、経済的基盤まで失ってしまった。 父親の会社の倒産のあおりを受け、土地家屋など財産のほとんどを手放すことになった真巳に残されたのは、唯一の肉親の祖父だけ。 こんな生い立ちのせいで、なんでも我慢してしまう真巳が心をさらけ出せるのが、隠れ家みたいな喫茶店マスターの江島。 祖父への深い愛情。江島への初めての恋。 作品を通して、真巳の心情がきちんと描かれている。 特に、余命いくばくもない祖父との心温まるやりとりが秀逸。 誰よりも大切な人間をたったひとりでこの世に残していかなければならない祖父の気持ち。 大好きな祖父との時間が指先からこぼれ落ちていくのをなすすべもなく見守る真巳の気持ち。 残していく側と残される側の心理が切々と描かれていて、本当に涙がでる。恋愛面よりこっちの方が心に残った。 江島を心の拠り所にしていた真巳だけれど、江島の家族が実は両親を失った事故の加害者だとわかる。 江島に何の罪もないことはわかっているけれど、わりきれない過去への想い。 加えて、自分自身の存在が、江島につらい過去を思い出させるのではないかと思い悩む。 そして、ふたりの関係を知った祖父に反対され、お互いの過去へのこだわりもあって一旦は別れよう、もう二度と会わないという選択をする。 けれど、やっぱり諦めることはできない。この腕を離したくない。 はじめて好きになった人だから。 それが例え、祖父の最後の頼みだったとしても・・・っていう気持ちの流れはすごく納得できて、共感できた。 一方、大人でやさしくていつでも自分を見守ってくれる。でも時に強引でかまいたがりでスキンシップ過多な年上攻の理想みたいな江島だけど、彼の気持ちの変化が結構見えづらかった。 祖父と旧知の中で真巳を陰日向で支えてくれる弁護士駒沢もいい味出してたな。 この人は肝心なところで押しが足りなくて、やさしい過ぎて割を食うタイプです。 二段組で長いけど、結構すんなり読めました。

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2012/06/12

あらすじ・・・・家族を交通事故で失った川村真巳は、入院中の祖父と一緒に毎日をつましやかに暮らしていた。コーヒー好きの祖父のため、持ち帰りができる店を探していた真巳は、隠れ家のような喫茶店『翠雨』を知る。誰にも頼ることを知らず、甘えようとしない真巳を、店の主人である江島は優しく見守...

あらすじ・・・・家族を交通事故で失った川村真巳は、入院中の祖父と一緒に毎日をつましやかに暮らしていた。コーヒー好きの祖父のため、持ち帰りができる店を探していた真巳は、隠れ家のような喫茶店『翠雨』を知る。誰にも頼ることを知らず、甘えようとしない真巳を、店の主人である江島は優しく見守っていた。そんな江島にどうしようもなく惹かれていく真巳だが、江島の存在を知った祖父から、彼とはもう会わないでほしいと言われてしまう、彼は赦せない相手だから、と。混乱し、納得できずにいた真巳だが、そんなとき、男にキスしている江島を見てしまい!? 感想・・・文章がしつこい。つまらなくて途中挫折・・・。飛ばし読みで十分。

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2010/12/28

開いてみて二段組でビックリしました。 オンタイムでもそうじゃなくても沢山の人の死が出てきました。 大切の家族の死、そして故人の想い。 そしてそれに対する遺された人々の想い。そして未来。 難しいなと思わせる内容でした。 これを表現する為にはやっぱり二段組は必要だったんじゃないかと思...

開いてみて二段組でビックリしました。 オンタイムでもそうじゃなくても沢山の人の死が出てきました。 大切の家族の死、そして故人の想い。 そしてそれに対する遺された人々の想い。そして未来。 難しいなと思わせる内容でした。 これを表現する為にはやっぱり二段組は必要だったんじゃないかと思います。 評判通り、泣ける良い作品でした。

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2019/01/16

「ひとでなし」とあわせて、全サ目当ての購入でしたが、読み始めたらイッキ読みしてしまった。 主人公の真巳がほんと不幸続きの人生で、不憫。絵に描いたように不幸です。しかし、まわりのサポートがものすごい。暖かい。 どうしてそうなのかって言うのが話の根幹にかかわっている重要なところ。だ...

「ひとでなし」とあわせて、全サ目当ての購入でしたが、読み始めたらイッキ読みしてしまった。 主人公の真巳がほんと不幸続きの人生で、不憫。絵に描いたように不幸です。しかし、まわりのサポートがものすごい。暖かい。 どうしてそうなのかって言うのが話の根幹にかかわっている重要なところ。だから、そこのところ知りたくて、読み進んでしまう感じでした。 おじいちゃんの気持ちは痛いほどわかるし、登場人物中、一番同情しました。事故により何もかも失って、無念だったはず。優しい孫、真巳の幸せを誰よりも願っていた人物ですね。生い立ちのせいで自分の気持ちを押し殺してしまう真巳に、とても心を痛めただろうな、と思うし。 ストーリーは、真巳の心情を細かく描写するあまり、ちょっとぐるぐるしすぎだったような。それに、元カレの規一や、駒沢のカラミが中途半端では…?もっと、もっと絡んでもらってもよかったかな。もっと、イヤな奴でもよかったと思うくらい、いい人たちでした。 ベッドシーンは淡白ですが、それはこのストーリーの流れで妥当です。ま、「ひとでなし」と比べたら、当たり前なんですが。 コーヒーが、とてもいい感じの小道具でした。

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2010/11/06

前作とはうって変わっていつもの椎崎さんらしい健気な空回り受け君でした。やっぱりこっちの作風の方が好きですね。空回りだけど、やっぱり泣けるし切ないし・・・。前作で小冊子はやめようかと思っていたのですが、こちらの二人の番外編は是非読みたいですね♪

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2010/11/04

初めて椎崎さんの本を読みました。先月刊の『ひとでなし』を購入した際、全サがあると言うので何となく購入……な経緯だったんですが、思いの外凄く良くって寧ろツボりました。これから順次既刊も買い揃えていきます…! 冒頭に状況描写が事細かく描かれていたので、雰囲気も伝わり易かったですし、何...

初めて椎崎さんの本を読みました。先月刊の『ひとでなし』を購入した際、全サがあると言うので何となく購入……な経緯だったんですが、思いの外凄く良くって寧ろツボりました。これから順次既刊も買い揃えていきます…! 冒頭に状況描写が事細かく描かれていたので、雰囲気も伝わり易かったですし、何よりおじいちゃんが…!! まだ高校生と言う年齢設定もうまく嵌って、主人公の言動にも違和感なくまた世界観を壊す事もなく、綺麗に纏まったかなと。 久し振りの新規開拓で当たりの作家さんに出会えました。少なくとも、この本は本当に良かったです。

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2010/11/01

すっごく良かったですっ!!椎崎さんの書かれるこのタイプの受っ子萌えツボど真ん中(笑)自分のことよりも、他人を心配する、健気に頑張ってる子!なんでこんな不幸なことばかり起こるのか…;;そんな中、出会った江島さんに惹かれていくけど、実は…な展開がまたせつなくて(泣)おじいちゃんとのや...

すっごく良かったですっ!!椎崎さんの書かれるこのタイプの受っ子萌えツボど真ん中(笑)自分のことよりも、他人を心配する、健気に頑張ってる子!なんでこんな不幸なことばかり起こるのか…;;そんな中、出会った江島さんに惹かれていくけど、実は…な展開がまたせつなくて(泣)おじいちゃんとのやり取りも泣けた;;そして駒沢さんがとってもいい人で!!駒沢さんにも幸せになってもらいたいです。

Posted byブクログ