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終わる世界のアルバム
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/10/25 |
JAN | 9784048700979 |
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
それでも憶えていたい。 この世界では、人が次々と消えていく。誰が消えてしまったのか分からない、誰も気に留めない。消えてしまった人間は、あらゆる人の記憶から、あらゆる媒体の記録からも、消えてしまう。つまり誰も、その存在を憶えていない。何事も無かったかのように、生活は続く。辻褄を合...
それでも憶えていたい。 この世界では、人が次々と消えていく。誰が消えてしまったのか分からない、誰も気に留めない。消えてしまった人間は、あらゆる人の記憶から、あらゆる媒体の記録からも、消えてしまう。つまり誰も、その存在を憶えていない。何事も無かったかのように、生活は続く。辻褄を合わせるような代償行為を残して。 しかし、例外があった。ぼくは消えてしまった人を憶えている。ぼくが愛機「ニコンU」で撮影すると、そこに写った人の存在した記憶が、ぼくにだけ残る。それは自らの手でモノクロ写真として現像すると、より強く残るようになる。消えた両親の記憶も残っている。人が消えているのに、平気で生活している人たちが信じられなかった。そして、他人と親しくすることを避けていった。だんだん、ぼくも人が消えていくことに慣れていく、諦めに近い感覚で。でも、写真を撮ることは止めなかった。フォトファイルに残し、クラスメイトの名前を書き込むことまでして。それが何の代償行為かも分からず。 世界の終わり。SFな話かと思ったら、恋愛モノでした。憶えていることが辛いのか、憶えていないことが辛いのか、どっちが寂しいのだろう。切なくなるストーリーでした。描かれていないエピソードがあるけど、そのエピソードがこの物語の本質だとおもう。想像するだけで胸が締め付けられる。 こういう話、大好きです。 とにかく切ない。忘れるほうが楽に決まってる。無意識に高まる感情が人間なんだろうな。バッドエンドというレビューもあったけど、これはハッピーエンドなのでは? あの写真店の店主が バイキングの小峠としか思えなかった(笑)
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うーん。 神様シリーズと同様、この著者の書き方がどうも自分に合わない。 (要するに共感しづらい) 世界に入りづらく、だけど途中でやめるのも気が引けてなんとか読み終えた。 物語の世界は惹かれるものだっただけに残念だった。 結局何が言いたいのか…? ラストシーンも特に感傷に浸ることも...
うーん。 神様シリーズと同様、この著者の書き方がどうも自分に合わない。 (要するに共感しづらい) 世界に入りづらく、だけど途中でやめるのも気が引けてなんとか読み終えた。 物語の世界は惹かれるものだっただけに残念だった。 結局何が言いたいのか…? ラストシーンも特に感傷に浸ることも出来ない。
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若干唐突な展開もあったけど、読みやすくて一気に読んだ。忘れないことで感じる痛み、忘れることで痛みを感じないこと。大切なことは何?というのがテーマでした。 痛みを知った主人公の描写はとても良かったです。
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