- 中古
- 書籍
- 書籍
一週間de資本論
定価 ¥1,100
220円 定価より880円(80%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2010/10/23 |
JAN | 9784140814383 |
- 書籍
- 書籍
一週間de資本論
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
一週間de資本論
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.2
10件のお客様レビュー
的場昭弘 「一週間 de 資本論 」 資本論の中で現代でも通ずるテーマとして 貨幣論と恐慌論をわかりやすく説明した良書。用語解説、コラム、対談も 資本論の深読みの役に立つ 未来社会(資本主義から社会主義へ)の啓示として 資本論を読むのは 違和感があるが、初期資本主義の経済モデ...
的場昭弘 「一週間 de 資本論 」 資本論の中で現代でも通ずるテーマとして 貨幣論と恐慌論をわかりやすく説明した良書。用語解説、コラム、対談も 資本論の深読みの役に立つ 未来社会(資本主義から社会主義へ)の啓示として 資本論を読むのは 違和感があるが、初期資本主義の経済モデルとして 読むと、恐慌すら資本主義の成長のために組み込まれたシステムとする恐慌論は 資本主義の膨張的破滅を象徴している 資本論の現代的解釈は、格差と自由のバランサーとしての政府の影響力、格差に苦しむ多数者の社会行動のあり方を問題提起しているのだと思う。自由な社会を強く望みながら 資本主義の格差を批判するのは 矛盾している 労働時間を増やすことで資本家に帰属する剰余価値を増やし、資本に搾取されている労働者像というのは 現代とのギャップを感じる 森永卓郎氏との対談が面白い「資本論は 資本家という〜おカネの妖怪が生まれるメカニズムが書いてある〜妖怪誕生物語」
Posted by
筆者によれば、1週間で資本論を語るという企画は大変恐れ多い取り組みなのだが、とっかかりがないと資本論は読まれないし、理解されないだろうという想いがあるそうだ。 商品の価値には、オタクが希少なフィギュアに求めるような内在的な価値である使用価値と、流通されて貨幣などと交換することが...
筆者によれば、1週間で資本論を語るという企画は大変恐れ多い取り組みなのだが、とっかかりがないと資本論は読まれないし、理解されないだろうという想いがあるそうだ。 商品の価値には、オタクが希少なフィギュアに求めるような内在的な価値である使用価値と、流通されて貨幣などと交換することができる交換価値がある。 労働力もまた商品である。 資本家は商品に余分な交換価値をつけて取引する。その余剰な価値を生産するために、労働者を長時間働かせ、労働力を搾取する。 人の欲望にはキリがないから、価値を上乗せして利益をうみ、他人から搾取する資本主義は所得格差をつくり破滅する。 土地を所有し、共同体の営みによって社会経済は回ってきたが、それを否定して工場や原料を所有し、労働力を雇い、自由に競走させることで資本主義が生まれた。今度はそれをも否定する。否定の否定。 マルクスは、資本論に結論をつけていない。だから時代によって資本論の解釈は変化する恐れがある。長期的な視点が必要だ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
資本論を砕いて?紹介. 資本主義社会=商品の集合 ここでいう商品は老走力や貨幣も含まれる. 全ての商品同士は等価に繋げられる X量の商品A=B量の商品B 商品には使用価値と交換価値が存在 ・使用価値=その商品の利用で得られる実際の利得 ・交換価値=その商品を他の商品と交換するときにどれだけのものと交換できるのか. 貨幣はその商品交換の潤滑油 我々は商品Wー貨幣Gー商品ー貨幣W...の交換を繰り返す この交換における貨幣Gー商品Wー貨幣Gでの最初と最後の貨幣差分が剰余価値 剰余価値は絶対的剰余価値と相対的剰余価値の二つが存在. しかし本来であればG1-W-G2 でG1=G2になる交換をする人はわざわざいない.実際にはG1とG2には差があり剰余価値を生んでいる.しかし両者はWで繋がってて等価である.この矛盾は何....?→剰余価値=労働! 8時間の労働では8時間の使用価値分の商品を生み出すが,労働者がもらえる賃金は満額ではない(例えばその4時間分)この4時間はその労働者が自らの労働力を再生産するのに必要なコスト,余った分は資本家に,というロジック 資本が商品を作るとき,それに必要は工場や機械,材料はその購入コストと等価であるが労働力だけは労働者と不等価に交換できる.つまり,剰余価値は不等価交換で搾取した労働力がその根源,というのが資本論の主張 工場や機材はほかっておいても価値ある商品を生まない.労働力が投入されることでその価値が高まる. これらが持つ価値を不変資本c, 投入される労働力を可変資本vそこにその商品が利益をもたらすのに必要な剰余価値mが生まれる商品を形作る W = c+v+m しかし,mも元々は労働者により生み出されるもの. vは商品を生み出すのに必要な必要労働時間(労働者の労働力再生産のpayが必要),mは労働者から搾取できる剰余価値の部分. したがって資本家はvに対するmをどれだけ引き出せる(労働者を搾取できるか)が儲けのキモになる. →産業革命時代の資本主義の世界観だから成り立つ話だよなあ...現代は後述の効用価値をある程度狙った商品作りをしないと商売にならず,労働力の搾取が儲けの肝にならないから.(なるところもあるけど) 剰余価値は絶対的剰余価値(労働時間を伸ばす),相対的剰余価値(payが必要な必要労働時間の割合を減らす)のどちらか. 資本論では触れないが価値には効用価値というのものもある.その商品を作るのにかかったコストではなく「どれだけ買い手が幸せになるか」でプライシングする. *ブランディングが当たり前になった現代では効用価値の役割はとてつもなく大きい,つまり資本論のロジックだけで世界を説明できない. 恐慌とは経済活動の一連のプロセスの歪みが限界を迎えその機能が鈍化,それに伴い他のプロセスも連鎖的に鈍化していくこと.歪みの生産が恐慌となって現れる. 資本論では商品の過剰生産(労働者の過少消費の発生)を恐慌の本質とついている →だから計画経済という理想論が出てくるのね...
Posted by