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偉大な記憶力の物語 ある記憶術者の精神生活 岩波現代文庫 学術242
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2010/10/15 |
JAN | 9784006002428 |
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偉大な記憶力の物語
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
強大な記憶力を持つ男を、30年にわたって観察した記録。 記憶できる量に限界がなく、どんなに長い文字列であっても比較的短時間で難なく記憶ができ、しかも15年ほどたってもその記憶が鮮やかに再生されるというのだから、忘れっぽい私としてはまったく驚きでしかないのだが(しかも羨望の限りなの...
強大な記憶力を持つ男を、30年にわたって観察した記録。 記憶できる量に限界がなく、どんなに長い文字列であっても比較的短時間で難なく記憶ができ、しかも15年ほどたってもその記憶が鮮やかに再生されるというのだから、忘れっぽい私としてはまったく驚きでしかないのだが(しかも羨望の限りなのだが)、ことはそれほど簡単ではない。彼の生活を様々な側面からみたとき、この華々しい記憶力とは裏腹に、かなり困難な実態が浮かび上がるからである。簡単に言ってしまえば、彼は人間としてアンバランスであり、生きにくそうである。 30年間、記憶力の面だけではなく、ある意味“ホリスティック”に観察し、記録した本書は世界に珍しくまた貴重な書籍であるが、この本が「びっくり!世界の超人!」みたいな民放の安いバラエティー番組のような切り口で終わっていないのは、著者ルリヤ教授の人間をみる眼差しと、人間とは何かを問う深い視座があったからであろう。ただ欲を言えば、この超記憶力が人格にどのような影響を及ぼすのかについて、もっと立ち入った研究や記述があっても良かったと思う。 ところで、本書に出てきた日本人で超記憶力を持つという「石原」という人物に興味津々。ちょっと調べてみよう。
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図書館で借りて読んで、人間の可能性の凄さにかなり驚いた本。自分が物忘れの天才なので、ついこの様な本に、興味を持ってしまう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ロシアの、何でも・いつまでも記憶できる人の調査記録です。 学術的調査に基づく内容でした。彼がどのようなプロセスを経て記憶しているか、努力をしているのか、検索はどのように行っているのか。 プロセスは想像を超えていました。イメージ・音・味覚に変換するというか、しなければいけない、という、???(=一般人にはわかならい)の仕様です。 数字でも、文字でも映像や音、味覚として記録するということは、text を jpg で保存するというような、極めて検索しにくい形の保存であり、結果として彼は汎化が苦手になっていました。そうなるとどこに歪が出るかというと、人の顔の識別が人より苦手になるんですね。彼と汎化についてのお話をもっと分かりやすく書いた本があっと思うのですが、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。
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