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サツマイモと日本人 忘れられた食の足跡 PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2010/10/18 |
JAN | 9784569791920 |
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サツマイモと日本人
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商品レビュー
2.8
4件のお客様レビュー
「サツマイモ」の本である。本書によると、「サツマイモ」は、原産地が中南米で、紀元前8000~1万年前のペルーの遺跡に「サツマイモ」の根の化石が発見されているという。 日本への伝来は万暦33年(1605年)だという。たしか関ヶ原の戦いが1600年だったから、そのころかと思った。...
「サツマイモ」の本である。本書によると、「サツマイモ」は、原産地が中南米で、紀元前8000~1万年前のペルーの遺跡に「サツマイモ」の根の化石が発見されているという。 日本への伝来は万暦33年(1605年)だという。たしか関ヶ原の戦いが1600年だったから、そのころかと思った。スペインの南米侵略等の大航海時代の到来がサツマイモやジャガイモの世界への拡散を後押ししたのだろうと思った。 しかし、本書は「各地のカライモ」「労研饅頭」「まちおこし、まちづくり」等を取り上げているが、詳細で冷静な研究ではなく、エピソードの羅列のようにも思える。詳細な考察の視点はあまり見当たらない。 また、救荒作物としての「サツマイモの行く道」も、簡単な紹介にとどまっているようで物足りない。 本書は、サツマイモを材料に簡単なレクチャーを並べただけの、とても残念な本であると思った。
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書店でタイトルも見た瞬間に購入してしまった! なんで「サツマイモ」なんてニッチな題材の新書を平積みにしていたんだろう、あのTSUTAYAは。特別、サツマイモが好きなわけでもなく、言ってしまえば、全く興味の持てない本だったのだけど、まーグイグイ引きこまれました☆ こんな出会いがあ...
書店でタイトルも見た瞬間に購入してしまった! なんで「サツマイモ」なんてニッチな題材の新書を平積みにしていたんだろう、あのTSUTAYAは。特別、サツマイモが好きなわけでもなく、言ってしまえば、全く興味の持てない本だったのだけど、まーグイグイ引きこまれました☆ こんな出会いがあるから書店は面白いんだなー。 不勉強にして、今まで意識をしたことすらなかったのですが、サツマイモは昔から日本人を支えてくれていた食料らしい。とにかく生産性が高く、飢饉の際やら戦時中やらには無くてはならないものだったようで。また、サツマイモが人々を救っていたのは日本に限った話でもないそうだ。本書の冒頭には筆者がベトナムで出会った人物のことばが紹介されている。「アメリカを打ち負かしたのは、ベトナムの民の勇気と、サツマイモだったのかもしれませんね。」うわ、サツマイモすげー! 以前、インターネットで「アメリカ人が一番好きな野菜はジャガイモ」という記事を読んだことがあります。それって、すごく因果めいていて面白い。ベトナム戦争といえば、米ソの代理戦争とされているけれども、実はサツマイモVSジャガイモの代理戦争でもあったのだ!(←もちろん、冗談ですけれどもぉ) そんな、昔から人々を支えてきたサツマイモ。どうやら、宇宙開発をはじめとして、未来食としても期待されているとのこと。西条真二さんのマンガ『鉄鍋のジャン!』では、未来食として昆虫やとにかく柔らかいものが想起されていたけれど、意外なところに未来食は転がっているのかも。あれだ、大切なものは実はそばにある的な。 日本史を勉強した人からすると、サツマイモと言えば、「甘藷先生」と称される青木昆陽を思い出すだろうと思います。しかし、本書で青木昆陽について触れられているのは約250ページのうち、なんと3ページのみ。換言すれば、青木昆陽を3ページで収めなければならないほどに、他に「サツマイモと日本人」について記述する事柄があるということ。そんなことから、サツマイモの奥深さを推察すべしといった感じ。 とはいえ、それ故にか、全体的に雑多な印象を受けたのは残念なところでもあったりなんかしちゃって。 【目次】 はじめに 第1章 戦場のサツマイモ 第2章 銃後では 第3章 サツマイモの来た道 第4章 神になった日本人 第5章 カライモのセン 第6章 出・天草 第7章 「サツマイモ」VS「ジャガイモ」 第8章 労研饅頭 第9章 こんな出稼ぎもあった 第10章 町おこし、まちづくり 終章 サツマイモの行く道 あとがき
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飢饉・戦中・戦後に人々を救った作物・サツマイモ。本書を読むことによって、その偉大さが理解できた。 それだけでなく、サツマイモ畑に遮熱効果がありヒートイランド対策にもなったり、アフリカの食糧難の救済策、宇宙食に適していたりとサツマイモは今後も大活躍しそう。
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