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戦中派不戦日記 山田風太郎ベストコレクション 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/10/22 |
JAN | 9784041356586 |
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戦中派不戦日記
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商品レビュー
4.7
5件のお客様レビュー
今年の夏は暑かった。尤も私には敬愛する作家の山田風太郎の「戦中派」シリーズの日記をついに読み始めた夏として刻まれるかもしれない。 本来は「戦中派虫けら日記」から読み始めるべきかもしれないが、編集者外題によると、生前風太郎が確固たる意思を持って出版した唯一の日記と言うことなので、...
今年の夏は暑かった。尤も私には敬愛する作家の山田風太郎の「戦中派」シリーズの日記をついに読み始めた夏として刻まれるかもしれない。 本来は「戦中派虫けら日記」から読み始めるべきかもしれないが、編集者外題によると、生前風太郎が確固たる意思を持って出版した唯一の日記と言うことなので、本作から読み始めるのも良しとするべきかもしれない。ホントは「虫けら日記」がどこに埋もれているのか発見できなかったのだが笑 「不戦日記」は、まだ何者でもなかった山田風太郎(誠也)が、終戦の年一年間に何を見て何を感じたのかが、冷徹な観察眼と自らの深い思索を通して克明に記されており、読んでいてなんともヒリヒリとする感じと、更に重苦しい想いにも囚われて正直読み進めるのが辛く感じる時もあった。 とは言いながら、庶民は明るく逞しく生きている側面もあるし、思ったより戦局そのものも正しく理解している。何よりも誠也青年の読書量には目を見張るべき物がある。一体どこから本を手に入れてたのだろうか。 終戦の日を境に、ガラッと変わる日本人や、腑抜けの軍幹部連には激しい憤りを露わにする件は、のちの作家風太郎のイメージとはかけ離れているような感じも受けるが、困窮、悲惨、落胆、憤怒、混乱、必死、自棄、空虚等に満ち溢れた世相を体験する事無しには、あの忍法帖に見られる徹底したエンターテイメント性は成し得なかったのかもしれない。 現在もウクライナやガサでは、悲惨な毎日が繰り返されている。今こそ今一度読まれるべき本である。
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ほんの75年前ということに驚きを禁じ得ない。もし自分がその時代にいたら間違いなく戦争推進派だったと思う。怖い話しだ。
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昭和20年元旦から大晦日までの日記を原文ママに書籍化したものである。東京大空襲、疎開、敗戦、進駐軍…。東京にも死が身近にあったその時の描写が生々しく目に浮かぶ。自分が大人になって戦争関連の書に触れるに連れ、戦中、戦前の日本は思想、言論において成熟した社会だった印象が強くなる。逆に...
昭和20年元旦から大晦日までの日記を原文ママに書籍化したものである。東京大空襲、疎開、敗戦、進駐軍…。東京にも死が身近にあったその時の描写が生々しく目に浮かぶ。自分が大人になって戦争関連の書に触れるに連れ、戦中、戦前の日本は思想、言論において成熟した社会だった印象が強くなる。逆に言えば子供の頃から見聞きさせられてきた戦争時の「日本」はネガティブな印象操作の賜物なのではなかろうか。
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