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本 百年文庫14
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2010/10/01 |
JAN | 9784591118962 |
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商品レビュー
2.8
8件のお客様レビュー
「煙」 生き方にまよい、毎日の生活に迷っている焦りを感じた。 うまくいかない、自信がない。 歳ばかりくっていく。 もう、先に対する希望ももちにくくなってしまった。 なのに、自分の居場所を定められない。 そんな不安と、肩身の狭さをひしひしと感じた。 過去の記録を燃やしたくらいで、今...
「煙」 生き方にまよい、毎日の生活に迷っている焦りを感じた。 うまくいかない、自信がない。 歳ばかりくっていく。 もう、先に対する希望ももちにくくなってしまった。 なのに、自分の居場所を定められない。 そんな不安と、肩身の狭さをひしひしと感じた。 過去の記録を燃やしたくらいで、今の自分は何も変わらないのだけれど、変わりたい、どこかに行きつきたいという祈りのようなものを感じた。 「シジスモンの遺産」 面白い話だった。実におかしかった。 エレオノールが痛快だった。 熱望と憎悪の駆け引きを読みながら、野次馬のように楽しめた。 もっとやれ~ 「帰去来」 この文体。 終わらぬ1文目。 読みにくいけれど、言葉が流れ走っていく感覚は確かにある。 ただ、内容はそれほど面白いとは思わなかった。 すぐに意志を翻す田舎の若者。 それと呼応するかのように心が移ってゆく筆者。 まあ、そんなもんだわな。 たとえくだらないようなことでも、毎月毎日繰り返し繰り返し生きてゆく。 それが人生の基本だ。 木挽きも漁夫もどこかの社員も。
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『煙』島木健作 どこがどうと言いがたいが読みにくい文体だ。主人公の生活無能力者ぶりには共感してしまう。 『シジスモンの遺産』ユザンヌ コミカルに愛書家を描く。インキュナビラが出てくる。 『帰去来』佐藤春夫 こちらは一見読みにくそうな文体だが実はそうでもない。いずれにせよ本で身...
『煙』島木健作 どこがどうと言いがたいが読みにくい文体だ。主人公の生活無能力者ぶりには共感してしまう。 『シジスモンの遺産』ユザンヌ コミカルに愛書家を描く。インキュナビラが出てくる。 『帰去来』佐藤春夫 こちらは一見読みにくそうな文体だが実はそうでもない。いずれにせよ本で身を立てるのは難しいようで。
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百年文庫、初挑戦。 ちょっとひねりのある作品のセレクト。 シンプルな装丁に軽い紙・・・は大変結構なんですが、 いかんせん短いお話で。通勤の往復時間は保たない^^; ?島木健作/煙 古本屋の周造叔父の手伝いをしている耕吉が洋書市の買出しを任される。・・・ヴィンケルマンとかブルックハルトとかヴェルフリンとかマイケル・グレーフェとかハイゼンシュタインとかって、知らん〜 ?オクターヴ・ユザンヌ/シジスモンの遺産 愛書家ラウール・ギュマール氏が故ジュール・シジジスモンの蔵書を狙うけど、売立てが行われない! 相続人エレオノール老嬢の顔も見ぬうちに求婚を決意! ・・・・・・・。どーよ、それ。氏も大概な人ですが、 老嬢の意趣返しがこれまた凄まじ〜い。 女流作家って容赦ない・・・ ?佐藤春夫/帰去来 同郷の文学青年に古本屋家業を薦めるが・・・ 佐藤春夫のアノ文体はこの本の体裁だと とても読みやすい*^^*
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