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「科学技術大国」中国の真実 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/10/18 |
JAN | 9784062880756 |
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「科学技術大国」中国の真実
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
「科学技術」を切り口に、中国(人)の考え方を学び、中国(人)との付き合い方を考える、という観点からは、面白い指摘や提案があり、読む価値がある。他方、「中国の科学技術の今」についての紹介も多いが、こちらは、データが豊富である代わりに、どんどん内容が古くなってきている。本書の初版が2...
「科学技術」を切り口に、中国(人)の考え方を学び、中国(人)との付き合い方を考える、という観点からは、面白い指摘や提案があり、読む価値がある。他方、「中国の科学技術の今」についての紹介も多いが、こちらは、データが豊富である代わりに、どんどん内容が古くなってきている。本書の初版が2010年10月なので、少し古びて見える。もう少し早く本書に出会って読んでいればよかったのだが。
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「専門」というカテゴリでもないのですが・・・. 著者は1974年生まれで東京大学工学部の卒業ですので,私の同級生にあたえる人です.それだから,著者が抱いている“焦り”は痛いほどよく伝わってきます. 私が中国に行ったのはわずか2回ですが,ほぼ同じような感想を持ちました.著者は3...
「専門」というカテゴリでもないのですが・・・. 著者は1974年生まれで東京大学工学部の卒業ですので,私の同級生にあたえる人です.それだから,著者が抱いている“焦り”は痛いほどよく伝わってきます. 私が中国に行ったのはわずか2回ですが,ほぼ同じような感想を持ちました.著者は3年ほど滞在されているはずですし,もっと具体的に,もっと緊迫感のある焦りを抱いたはずです. 個人的には,学生さんにこそ読んでほしい.社会人の多くは似たような認識をお持ちの方が多くいらっしゃることと思います.
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中国はすでに科学技術先進国。 中国を平均値で見ると見誤る。 米国博士号取得者出身大学1位=清華大学、2位=北京大学、 有人宇宙飛行世界3番目、スパコン速度世界2位・・・ 世界の富豪トップ1000では日本の3倍。 中国指導者はほとんど理系大学出身。 中国トップクラスと日...
中国はすでに科学技術先進国。 中国を平均値で見ると見誤る。 米国博士号取得者出身大学1位=清華大学、2位=北京大学、 有人宇宙飛行世界3番目、スパコン速度世界2位・・・ 世界の富豪トップ1000では日本の3倍。 中国指導者はほとんど理系大学出身。 中国トップクラスと日本を比べるべき。平均で語ってはいけない。 「創新」=innovationによる発展を目指す。 資金、人材と数、市場 で日本を圧倒する。 工業製品でも医学でも。 巨大な大学と付属病院。東大の比ではない。学生数、教授数、病院規模は数倍。 日本人が発見したiPS細胞。アメリカと中国に遅れを取ってしまっている。 研究者数は1990年代から増え続け、日本の2倍。 基礎研究より応用、開発研究。企業主導ではなく国家主導。 コア技術は賢い戦略で買ってきたもの。 アメリカ同様の大陸文化、ヒーローを求める民族。努力ではなく成功に共感。 日本では出る杭は打たれる。失敗が許されない。 中国の最重要課題は国家の安定と体制維持。 真の意味でのinnovationがなされるかは、政治判断が影響を及ぼす。 「面子」重視で非効率。 政治判断による歪められる客観的判断。 ハード重視でマネジメントやソフトインフラが追いつかない。 日本の進むべき道 中国と研究初期段から進める。 中国の一人勝ちにならないよう、コア技術は特許にもせず、ブラックボックス化。 周辺技術を共同開発し、市場のニーズに融合しで業界標準とする。 評価方法を標準化し、技術優位性を明確にする。 国際標準は早い者勝ち。 標準化ではコストの安いところが勝つ。 「デファクト標準」は世界的シェアが必要。アメリカに多い。 「デジュール標準」は議論に時間がかかり、マルチ化する。欧州に多い。 「フォーラム標準」は両者の中間。これが日本に最適。 その技術が良いものとみなされるための 「用語」「定義」「評価方法」を一人からでも始め賛同を得て標準化に。 研究開発は、すべての内部に抱え込む 「リニアモデル」から、 「オープン イノベーション」へ。 多くの分野が重なり合ってブレークスルーを生み出す時代。 自身の技術への過信から没落する。 過去の延長ではなく、自らを否定する 「破壊的イノベーション」から新しい商品と市場が生まれる。 科学技術は文化を超えた「土壌」。 中国は国家戦略として、あらゆる問題の解決手段をこの土壌に求めている。 :著者は元在中国日本大使館一等書記官で、現役の文科省官僚。
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