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ヤマダ電機の暴走 「年商3兆円構想」の果て
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2010/10/13 |
JAN | 9784794217851 |
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ヤマダ電機の暴走
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
著者は立石泰則氏。前に読んだケーズ電機の本(がんばらない経営)と同じ方の本。 感想。著者はケーズ電機ひいき。先にそっちの本を書いたからか。 備忘録。 •山田昇氏は、元日本ビクターの工場勤務。その後、松下電機の系列販売店を創業。後に法人化して山田電機となる。 •大店法、YKK戦...
著者は立石泰則氏。前に読んだケーズ電機の本(がんばらない経営)と同じ方の本。 感想。著者はケーズ電機ひいき。先にそっちの本を書いたからか。 備忘録。 •山田昇氏は、元日本ビクターの工場勤務。その後、松下電機の系列販売店を創業。後に法人化して山田電機となる。 •大店法、YKK戦争、ダイエー安売りの流れは、がんばらない経営の内容と同じ。 •ヘルパー問題に対する反省の色が見えない、という趣旨のコメントも本書にあり。 •デオデオとの遺恨。ヤマダの池袋進出。いずれも売れるのは目玉商品中心で、地域一番店には敵わず、とのこと。 そんなとこ。
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私は群馬出身で、ヤマダ電機のことは応援しています。 だけど、この本を読んでからは、少し考えなおす部分があります。 どの企業も成長の過程でひずみは生じるものだろうけど、 ひずみが是正されないまま大きくなりすぎた印象。 ひいき目で見ている方、嫌いな方、読めば内情がよく分かります。
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※このレビューにはネタバレを含みます
『ヤマダ電機の暴走』立石泰則(草思社) ヤマダ電機の創業者・山田昇が前橋の松下系列の電気店から身を起こし、年商2兆円の家電量販店に成長させるまでの過程と現在を批判的に追った企業ルポ。批判的に書かれているが、当時画期的だったカラーテレビの色調補正サービスを行って売り上げを伸ばしたこと、メーカー支配の家電業界の中で値引きや商品の買い取り、店舗土地の買収を果敢に行ったこと、自動車での買い物客のためにピロティ式店舗をいち早く採用したこと、POSシステムの活用など、ヤマダ電機の成長の要因が垣間見える。「暴走」と言われるが、コスト・リーダーシップ戦略だって立派な戦略だし、バイイングパワーやスケールメリットを追求するために拡大路線を取ることだって決して間違っていない。POSシステムによる本社主導の売り場づくりだって、POSシステム自体が現場の販売状況をリアルタイムに反映させるものなのだから、氏の言うように現場主義の放棄とはいえないだろう。アフターサービスの弱み、ニッチ商品の切り捨てだって、コスト・リーダーシップを優先した戦略とも取れる。メーカーのヘルパーの問題だって、なにもヤマダ電機に限らず業界全体の問題だと思う。 正直にいって僕も個人的には、ヤマダ電機の激安戦略や挑発的な出店戦略は、はっきり言って大嫌いだ。ただヤマダ電機が業界一位の売り上げを挙げていることは厳然とした事実だし、とにかく一円でも安い商品を買いたいという客から支持されているのも事実だ。コジマやビックカメラなど競合店と繰り広げた「上州戦争」や「池袋戦争」によって、結果として「ヤマダは安い」というイメージを消費者に植え付けたのならば、やはり作戦勝ちである。 ただ気になる点は、郊外型店舗で成長してきた同社が、まだ一度として都市型店舗で勝ちパターンを築けないまま、中国を含めた拡大路線を続けているということだ。また山田一族の持ち株はわずか2パーセント弱でありながら親族経営を続けていること、外国人投資家の持ち株が6割近いというのもリスク要因だ。これまた個人的な意見だが、安売りだけでは長期的なファンは獲得できないような気がする。僕は買った後に後悔したくないから、店員の知識とか、アフターサービスとかがしっかりしていて、初めて「家電を買うならこの店」って思うようになる。
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