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わたしは英国王に給仕した 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅲ-01
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わたしは英国王に給仕した 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅲ-01

ボフミルフラバル【著】, 阿部賢一【訳】

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わたしは英国王に給仕した 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅲ-01

定価 ¥2,860

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2010/10/10
JAN 9784309709659

わたしは英国王に給仕した

¥1,430

商品レビュー

4.1

21件のお客様レビュー

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2022/10/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

221029*読了 この世界文学全集の中では、一番薄い本なはず。 鈍器?くらい分厚い本も多い中で、一般的な単行本くらいの厚さ。 「わたしは英国王に給仕した」というタイトルをなぜか昔から知っているような気がしていて。 しかも、映画のタイトルだったような気がしていたのだけれど、確かに映画化されているものの、日本では「英国王給仕人に乾杯!」なんだよなぁ。 わたしの勘違いなのだろうか。 イギリス好きのため、このタイトルが気になって、早く読みたかったのだけれど、いざ読んでみると、英国王出てこないやないかーい。笑 主人公自身はエチオピア皇に給仕したのに、師であった給仕長の経験である、「英国王に給仕した」の方をタイトルにするっていうのも、なかなか考えつかないよなぁ。 給仕見習いから給仕人に、ホテルを移って、給仕長になり、ついには自らがホテルの支配人となる。 そんなサクセスストーリーかと思いきや、世情により、というか自ら進んで凋落の道を歩き出す。 最後には山奥深くでひっそりと道路工夫になってしまうという、大きな山を描くような人生。 他の長編に比べるとまとまっていながらも、ガツンと来る。滔々と流れるように語られる人生、人生は流れるけれど合間合間のスパイスが強い。 フラバル氏の著作ってほとんど和訳されていないみたいなので、もったいないなぁ。おもしろいのに。 そして、エロティックな場面も時々あったし、どんな映画になっているのだろう、というのが読みながら気になりました。 映画は見たいような見たくないような。笑

Posted by ブクログ

2022/01/11

金持ちになることを夢見る給仕人の少年。英国王ではなくエチオピア皇帝に給仕して貰った勲章を大切にして激動のチェコを生きる。天国館やドイツ人のリーザとの結婚など女性遍歴もそれなりにあって、感受性豊かに彩る。 最後孤独に人生を振り返る主人公の回想という形の物語だが、この難しい時代のチェ...

金持ちになることを夢見る給仕人の少年。英国王ではなくエチオピア皇帝に給仕して貰った勲章を大切にして激動のチェコを生きる。天国館やドイツ人のリーザとの結婚など女性遍歴もそれなりにあって、感受性豊かに彩る。 最後孤独に人生を振り返る主人公の回想という形の物語だが、この難しい時代のチェコスロバキアを描いた物語ともいえて、興味深いシーンが多く中身のギュッと詰まったたくさんの物語を読んだ印象です。

Posted by ブクログ

2021/08/12

一人の人生航路と、チェコの歴史とが重なる絵巻のような物語。これは読書中の実感としては、場面が段々と変わっていくのだが、最後は一人の人生としてまとまりが見えてきた、という感じである。

Posted by ブクログ

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