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楽昌珠 講談社文庫
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楽昌珠 講談社文庫

森福都【著】

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楽昌珠 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2010/10/14
JAN 9784062767897

楽昌珠

¥220

商品レビュー

2.7

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2019/06/13

二郎、七娘、そして小妹。彼らは幼い頃、ともに遊んだ幼馴染。しかし今は互いに離れ離れとなり、それぞれの場所で不遇をかこつ日々を過ごしていたはずだった。 そんな彼らが不思議な獣――翡翠、金猿、白虎――たちによって桃林に導かれて再会。喜びの酒を酌み交わすうちに、夢の中へと落ちてゆく。 ...

二郎、七娘、そして小妹。彼らは幼い頃、ともに遊んだ幼馴染。しかし今は互いに離れ離れとなり、それぞれの場所で不遇をかこつ日々を過ごしていたはずだった。 そんな彼らが不思議な獣――翡翠、金猿、白虎――たちによって桃林に導かれて再会。喜びの酒を酌み交わすうちに、夢の中へと落ちてゆく。 夢の中とは唐代・武則天の御世。18歳の二郎はそこでは中年の文官となり、七娘はその義理の姪となっていた。小妹は二郎の養女となり、そして彼らは陰謀渦巻く宮中にて、実に30年の歳月を過ごすことになる――。 『胡蝶の夢』的命題で、短編連作というかたちで綴られてゆく中華ファンタジーかつ、ミステリ。 どんな難局も3人でなら乗り越えられる――。しかし本当はどちらが夢で、どちらが現の、そして、誰が願う人生だったのだろう? この物語の終わりには、夢が夢を呼び、不思議な余韻だけが残る。

Posted by ブクログ

2018/02/11

聖獣に導かれてであった幼馴染三人が、 夢見た世界での日々。 現実なのか幻なのか、 よくあるお話のようでいて、 ちょっと変わっているお話です。 最初は非常に楽しかったのですが、途中からは なんだかちょっと入り込みにくかったです。 森福さんの作品には、とても楽しめるものと、 ち...

聖獣に導かれてであった幼馴染三人が、 夢見た世界での日々。 現実なのか幻なのか、 よくあるお話のようでいて、 ちょっと変わっているお話です。 最初は非常に楽しかったのですが、途中からは なんだかちょっと入り込みにくかったです。 森福さんの作品には、とても楽しめるものと、 ちょっと入り込めないのがあるのですが、 今回は後者でした。

Posted by ブクログ

2014/09/01

荘子の「胡蝶の夢」を思い出します。 桃林で酒に酔って寝ている自分が現実であるのに、夢の中での唐の都の生活も、また現実であるかのような。 何かのきっかけで、桃林のことを思い出すから余計にそう感じるのでしょうか。 唐の都で暮らしている自分達が、思い描いている夢を完璧とは言わないまでも...

荘子の「胡蝶の夢」を思い出します。 桃林で酒に酔って寝ている自分が現実であるのに、夢の中での唐の都の生活も、また現実であるかのような。 何かのきっかけで、桃林のことを思い出すから余計にそう感じるのでしょうか。 唐の都で暮らしている自分達が、思い描いている夢を完璧とは言わないまでも、実現させているからでしょうか。 タイムループのような終幕。 現実の桃林には戻れないのかと思うと、このループが続くのかと思うと、少々恐ろしさが湧き出てきます。 いつかはこの夢の時間が終わるはずと知っているからこそ、心地よい世界と感じているけども。いつ戻れるか知れないをなると、無限ループの恐ろしさが出てきますね。 桃林の生活は、決して満足のいくものではなかったですが。そうはいってもですよ。

Posted by ブクログ

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