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楽昌珠 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/10/14 |
JAN | 9784062767897 |
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楽昌珠
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二郎、七娘、そして小妹。彼らは幼い頃、ともに遊んだ幼馴染。しかし今は互いに離れ離れとなり、それぞれの場所で不遇をかこつ日々を過ごしていたはずだった。 そんな彼らが不思議な獣――翡翠、金猿、白虎――たちによって桃林に導かれて再会。喜びの酒を酌み交わすうちに、夢の中へと落ちてゆく。 ...
二郎、七娘、そして小妹。彼らは幼い頃、ともに遊んだ幼馴染。しかし今は互いに離れ離れとなり、それぞれの場所で不遇をかこつ日々を過ごしていたはずだった。 そんな彼らが不思議な獣――翡翠、金猿、白虎――たちによって桃林に導かれて再会。喜びの酒を酌み交わすうちに、夢の中へと落ちてゆく。 夢の中とは唐代・武則天の御世。18歳の二郎はそこでは中年の文官となり、七娘はその義理の姪となっていた。小妹は二郎の養女となり、そして彼らは陰謀渦巻く宮中にて、実に30年の歳月を過ごすことになる――。 『胡蝶の夢』的命題で、短編連作というかたちで綴られてゆく中華ファンタジーかつ、ミステリ。 どんな難局も3人でなら乗り越えられる――。しかし本当はどちらが夢で、どちらが現の、そして、誰が願う人生だったのだろう? この物語の終わりには、夢が夢を呼び、不思議な余韻だけが残る。
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聖獣に導かれてであった幼馴染三人が、 夢見た世界での日々。 現実なのか幻なのか、 よくあるお話のようでいて、 ちょっと変わっているお話です。 最初は非常に楽しかったのですが、途中からは なんだかちょっと入り込みにくかったです。 森福さんの作品には、とても楽しめるものと、 ち...
聖獣に導かれてであった幼馴染三人が、 夢見た世界での日々。 現実なのか幻なのか、 よくあるお話のようでいて、 ちょっと変わっているお話です。 最初は非常に楽しかったのですが、途中からは なんだかちょっと入り込みにくかったです。 森福さんの作品には、とても楽しめるものと、 ちょっと入り込めないのがあるのですが、 今回は後者でした。
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荘子の「胡蝶の夢」を思い出します。 桃林で酒に酔って寝ている自分が現実であるのに、夢の中での唐の都の生活も、また現実であるかのような。 何かのきっかけで、桃林のことを思い出すから余計にそう感じるのでしょうか。 唐の都で暮らしている自分達が、思い描いている夢を完璧とは言わないまでも...
荘子の「胡蝶の夢」を思い出します。 桃林で酒に酔って寝ている自分が現実であるのに、夢の中での唐の都の生活も、また現実であるかのような。 何かのきっかけで、桃林のことを思い出すから余計にそう感じるのでしょうか。 唐の都で暮らしている自分達が、思い描いている夢を完璧とは言わないまでも、実現させているからでしょうか。 タイムループのような終幕。 現実の桃林には戻れないのかと思うと、このループが続くのかと思うと、少々恐ろしさが湧き出てきます。 いつかはこの夢の時間が終わるはずと知っているからこそ、心地よい世界と感じているけども。いつ戻れるか知れないをなると、無限ループの恐ろしさが出てきますね。 桃林の生活は、決して満足のいくものではなかったですが。そうはいってもですよ。
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