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ピスタチオ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/10/10 |
JAN | 9784480804280 |
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ピスタチオ
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商品レビュー
3.7
135件のお客様レビュー
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ずっと気になっていた本。 かなり後の方まで「それで何がどうピスタチオ?」と思っていたけど、なるほどね、という感じ。 全体になんとも不思議な話。 呪術とか神話のようなものが、現実の生活の中に根付いている文化。 多くはタネがあるということ、原地の人の感覚の違いなど、神秘的に美化しすぎないのは良い。 もう少しアフリカンアートなどの描写があっても良さそうだけど、そこにしばらく暮らした棚が、そういうものにかぶれなかったのだから、理にかなっているのかも。 しっくりこなかったのは、“パートナー“である鐘ニについて、人となりも棚との関係性も描写が薄い感じで、三原や片山でなく、なぜ鐘ニがパートナーであるのか、という点。 何と言っても、マースが死ななくて良かった(そこか)。
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※このレビューにはネタバレを含みます
初見、4年前、6年前と3回読み返している。 6年前、読後に色々blogを漁ってレビューを読んでたら、作家になる前の時期、河合隼雄のところで助手のようなことをしてたんだという。 合点がいきすぎる。 だからこんなに心理描写が細かいのに、なんだか客観的でクールなのかー。 自分の作品は「フラクタル構造をしている」とインタビューで言っていたそうな。 これもほんと「ピスタチオ」読んでそう思ってたとこ。(入れ子構造だと感じてたけどまぁ似たようなもんだ) 愛犬の病気、近くの公園の川の増水、渡りを諦めてはぐれたオナガガモ、ウガンダへ導かれた後も、日本でのこととウガンダのこと、繋がって震える糸がどんどん束ねられて、最後の物語に収束されるのは見事だった。 よくこの分量で書ききれたなぁ、という圧縮具合。 アフリカで呪術となると、中島らもの「ガダラの豚」を思い出して仕方ない。あちらはちょっと怖いから、読み返すのはためらう。 4年前の読み返し。 今回の気付きは「双子」の入れ子。 ナカトとババイレ、片山とジンナジュ、棚とマース 双子や死んだものや何か自分とは別であったもの、が変化して自分に大事なメッセージを伝えにくる。という話が繰り返されている。ピスタチオの話の鳥と人間はジンナジュと人間みたいだし。 ピスタチオの話の鳥を食べた人の疫病は三原の病なんだなー。肉体的な死より前に、社会的に葬り去られる。道徳的な蔑みも受ける。そっと入れ込んである。 ピスタチオの話はナカトの為の物語なのかな。片山も死者だけど片山の為の物語ではない。片山が残した仕事を棚がピスタチオの話をもって仕上げたんだしなー。
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偶然なのか、それとも必然なのか。 一つ一つ繋がっていく不思議な話。 最後にやっと出てきたピスタチオ。 なるほどね。
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