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にほんとにっぽんなにが違うの? 知っているようで実は違いがわからない日本語の雑学
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にほんとにっぽんなにが違うの? 知っているようで実は違いがわからない日本語の雑学

妹尾みのり【著】

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にほんとにっぽんなにが違うの? 知っているようで実は違いがわからない日本語の雑学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 こう書房
発売年月日 2010/10/10
JAN 9784769610373

にほんとにっぽんなにが違うの?

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商品レビュー

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2010/10/15

副題は「知っているようで実は違いがわからない日本語の雑学」となっていて、なんとなく語学系実用書か?みたいな感じがするけど、中身は「日本語」よりも「雑学」の比重が高い。 日常的に見たり聞いたり使ったりしてるけど実はきちんと違いを把握しておらず雰囲気で理解しているような「微妙に似て...

副題は「知っているようで実は違いがわからない日本語の雑学」となっていて、なんとなく語学系実用書か?みたいな感じがするけど、中身は「日本語」よりも「雑学」の比重が高い。 日常的に見たり聞いたり使ったりしてるけど実はきちんと違いを把握しておらず雰囲気で理解しているような「微妙に似てる感じのこと」を100組集めて、それが見出しになってる。 その見出しの中には「カイロプラクティック」とか「リンス」「トリートメント」「ハリケーン」「ベランダ」「キャッシング」「カーニバル」といった用語もあって、日本語じゃないじゃんとつっこんでおこう。 全項目に図版やイラストが使われている。また、見出し語となる「○○と××の違い」を解説するだけでなく、ところどころに関連した豆知識(たとえば「ラグビーとアメフト」の項には、中世イングランドで行われていた原始フットボールは「村祭り」のようなものでルールとか超テキトーだった、みたいなことがカコミで書いてある)があったりと、娯楽性志向が強く感じられる。その点でも、いわゆる雑学本、ネタ本なんだろう。 「日本語の雑学」という言葉から、より言語学的な、あるいは辞書・辞典的な内容を期待すると、きっと大はずれ。そういう人は類語辞典とか語源辞典とか、あるいはPHPの『言葉の「違い」がわかる本』とかを読んだほうがいいだろうし、実際の役にも立つだろう。 それに対してこの『にほんとにっぽん なにが違うの?』は、基本的になんの役にも立たないと思う。役には立たないけど、100集められた項目のうち「なにが違うのか」を知っているものがどれだけあるかというと、自分は半分もなかった。というか、3割くらい... そういう意味では発見があったし、そうした「どうでもいいといえばどうでもいい知識」を得てひとり満足するのが雑学本を読む楽しみでもある。 なかには「保育園は児童福祉法が根拠にあるので厚生労働省の管轄、幼稚園が学校教育法が根拠にあるので文部科学省の管轄」のように、ちょっとばかり高尚?な「ここが違う」もあるし、ピラフとチャーハンはどちらもインドの「プラーカ」という料理が起源で、シルクロードを通ってトルコに渡ったものは「ピラー」と名を変え、それがフランスに渡ると「ピラフ」に、スペインに渡ると「パエリア」になり、さらにスペインからアメリカへ渡って「ジャンバラヤ」になった一方、トルコに行かずペルシャ人により中国へ渡ると「炒飯」になり、それを遣唐使が日本へ伝えたなどという、飲み会や合コンで使えそう?なうんちくネタもあったりする。 扱い対象がニュースなどで聞く用語から身近な生活用語、食べ物までと幅広く、その点でもムダな知識に興味や愛着を持つタイプの人には楽しいはず。ていうか、あたしゃこういう直接なにかの役には立たないけど思考や知識や理解に厚みや深みを持たせてくれる(かもしれない)ものが大好きです。

Posted by ブクログ

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