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残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2010/09/30 |
| JAN | 9784344018853 |
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残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
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商品レビュー
3.6
230件のお客様レビュー
おそらく初版で読んだら目から鱗状態だったのかもしれない。たったひとつの方法なんて試さなくても生き延びるんです人間は。ニッチ(隙間)を探して自分の強みをぶつけろ!というまとめになるのだけど十数年前はこれで良かったんです。ただ私はこれから生き延びるなら組み合わせが重要になると考えてる...
おそらく初版で読んだら目から鱗状態だったのかもしれない。たったひとつの方法なんて試さなくても生き延びるんです人間は。ニッチ(隙間)を探して自分の強みをぶつけろ!というまとめになるのだけど十数年前はこれで良かったんです。ただ私はこれから生き延びるなら組み合わせが重要になると考えてるのであまり重要性を感じなかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
多数の文献やデータから組み立てられていて納得する内容が多かった。もう10年前の本書だが、今でも読んでみて面白いと感じるし、使える考え方がたくさんある。私も自分が好きなものを探す癖をつけてみようと思える。 【実行すること】 今の自分が好きなものを書き出す 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 - 説明 - 貧困、格差、孤独死、うつ病、自殺……世界はとてつもなく残酷だ。それに抗えとばかりに自己啓発書や人格改造セミナーは「努力すればできる。夢は叶う」と鼓舞する。が、奇跡は起こらない。生まれ持った「わたし」が変わらないからだ。しかし絶望は無用。生き延びる方法は確実にある。さあ、その秘密を解き明かす進化と幸福をめぐる旅に出よう! - 著者:橘 玲 - 著者の回答「伽藍(がらん)を捨てて、バザールに向かえ。 恐竜の尻尾の中に、頭を探せ。」 - 要約すると、閉じられた世界を飛び出して、オープンフリーな世界で評判を獲得せよ。 - 大きい市場の中に存在する、小さいマーケットの中で自分が優位に立てる分野を獲得せよ。 - やってもできないのはなぜ? - ①知性の大半は遺伝であり、努力しても大して変わらない - ②性格の半分は環境の影響を受けるが、親の子育てとは無関係で、いったん身についた性格は変わらない - 子供は、親や大人たちではなく、自分が所属する子供集団の言語や文化を身につけ、同時に集団の中で自分の役割(キャラ)を目立たせようと奮闘するのだ - 「やってもできない」を前提とした成功哲学が必要なワケ - 「行動遺伝学」では遺伝的な影響を教育で変えることはできないという大量のデータを積み上げている - 「こころは遺伝する」という事実を認め、その上で公正平等な社会の仕組みを考えた方がずっといい - 「やればできる!」という仮説に惑わされたら人生台無しになる - 「やってもできない」という事実を認め、その上でどのように生きていくのか「成功哲学」を作っていくべき - 「教育」とは「遺伝によって全てが決まる」という事実を受け入れられない人のための盾 - アメリカの企業がグローバリゼーションで成功を収めやすいのは、移民国家であるアメリカ(ローカル)での成功をそのまま世界(グローバル)に広げることができるからだ。 - 「格差社会」を産まないために、アメリカ人労働者は全てルーティンワーク業やサービス業ではなく、クリエイティブ行を目指すべきなのだ。そのため、「格差社会」を論ずる人たちは「教育こそ全て」と大合唱する。それが「道徳的」に正しい社会だからだ。(違和感) - 「好きなことを仕事にすれば成功できる!素晴らしい!」神話について - この神話が僕たちを魅了するのは、能力主義の残酷な罠から抜け出す道を示してくれるから - 人が幸福を感じるのは? - 人が幸福を感じるのは、金銭的に成功したから幸せになれるとは限らない。 - 人が幸福を感じるのは、愛情空間や友情空間でみんなから認知(評判)されたとき - 君に相応しい場所の探し方 - ひとの脳は共通の土台(遺伝子)から組み立てられていて、趣味嗜好のバリエーションには限りがある - だから、あなたが好きなものを好きになる人は一定数必然的にいる - あらゆる市場にニッチがあり、君は彼らに引き寄せられると同時に、引き寄せられる魅力を持っていることになる - 好きを仕事にしたいのなら - ビジネスモデル(収益化の仕組み)を自分で設計しなくてはならないが、 - GoogleやAmazonやその他様々なサービスがそのためのインフラを用意している - それを活用して幸福の新しい可能性を見つけられるかは、あなた次第 - 人生は「わたし」と環境との相互作用だ。環境によって「わたし」を変えられないのなら、あとは「わたし」に適した環境を探すしかない。これが「伽藍を捨ててバザールへ迎え」の意味 - 腐りつつある伽藍の中で幸福や希望を探すのは無駄だ。そこから抜け出し道を見つけ出したものだけがこの残酷な世界を生き延びることができる ーたとえこれが残酷な真実だとしても。
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高収入の出木杉君に対し、少年野球のコーチをしているジャイアンと、小さなパーティーでピアノを弾くしずかちゃん。 各々が持つ遺伝的な能力は多様だけど、数的処理や言語能力に長けた人が市場経済で高く評価されるのに対し、運動能力や芸術能力は、よほど秀でていないと、高所得者層には行けない。この本を読んで、それが残酷な現実ということだと捉えた。 幸せはお金では買えないと言い切るのも一つの考えだけど、収入というのは、他者からの承認の一つであり、現実に生活しなければならないのだから、完全に切り離すことは難しいとも思えた。 内向きのコミュニティを出て、小さなニッチで輝ける場所を探すこと。ネットとIT世界が開いてくれた自由な世界を楽しむことのワクワク感を教えてくれた。
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