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新訳 チェーホフ短篇集
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2010/09/30 |
| JAN | 9784087734706 |
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新訳 チェーホフ短篇集
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商品レビュー
4.3
30件のお客様レビュー
“チェーホフの魅力、たっぷり丸わかり” チェーホフの作品を読んでみようと思ったきっかけは、『1Q84』(村上春樹)でした。 “チェーホフがこう言っている。(中略) 物語の中に拳銃が出てきたらそれは発射されなくてはいけない。” こんな記述があり、村上春樹さんが影響を受けてい...
“チェーホフの魅力、たっぷり丸わかり” チェーホフの作品を読んでみようと思ったきっかけは、『1Q84』(村上春樹)でした。 “チェーホフがこう言っている。(中略) 物語の中に拳銃が出てきたらそれは発射されなくてはいけない。” こんな記述があり、村上春樹さんが影響を受けているのはドストエフスキーだけではないと知り、興味を持ちました。 訳者の沼野充義さんは、定訳となっているタイトルに変更を加えるといった、あらたな試みをしています。作品選択も素晴らしいです。 年がら年中、恋なしにはいられない、オリガちゃんのお話(「かわいい」)、家庭教師をしている少年の兄と恋愛中の場面をのぞき見されてしまうお話(「ジーノチカ」)、恐れおののく衝撃的結末(「ねむいの」)、ユダヤ人に対する偏見を切り崩そうとした小説(「ロスチャイルドのバイオリン」)、W不倫を描く(「奥さんは小犬を連れて」).......などなど どれも読んで良かったと思うものばかりです。 短編ごとに沼野さんの解説があり、これがまた良いのです。作品の説明だけでなく、チェーホフ時代のロシアのことなどが分かり、ロシア文学に接する上で勉強になりました。 チェーホフは幼い頃、しつけということで、父親から毎日殴られていたそうです。彼は医師でもありました。若いときから結核におかされており、その中での執筆。結婚生活も、とても短いものでした。享年44歳。 チェーホフの人物像も知ることができる本書は、チェーホフ入門として最良です。
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1987497335828709753?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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チェーホフを読むのはほぼ、初めて。図書館でチェーホフの本を見たときは戯曲ばかりで、戯曲形式のものを読むのは気が進まなかったから。 ここに収録されているのは、全て短編小節。チェーホフが医学生の頃、貧しい一家を助けるため、色々なペンネームでユーモア雑誌に投稿していた頃の作品もいく...
チェーホフを読むのはほぼ、初めて。図書館でチェーホフの本を見たときは戯曲ばかりで、戯曲形式のものを読むのは気が進まなかったから。 ここに収録されているのは、全て短編小節。チェーホフが医学生の頃、貧しい一家を助けるため、色々なペンネームでユーモア雑誌に投稿していた頃の作品もいくつかある。 全ての作品に訳者の沼野充義さんの解説が付いていて分かりやすい。 解説を読んで、「ユーモア小説」という分野があったのだと知ったが、ここに収録されたチェーホフの小説を読む限り「ユーモア=お笑い」ではないことが分かる。どうしようもない苦痛や悲しみにある人が必死で前を向こうとして生きる姿が悲しいのに可笑しい… 例えば、孤児で奉公先で虐待されている子供が、たった一人の身内の「じいちゃん」に手紙を書いて「郵便屋さんに渡せば届けてくれる」と信じてポストに入れるのだが、宛先を「村のじいちゃん様」のように書いているから届くはずがないと読者には分かる話(「ワーニカ」)とか。息子が亡くなった悲しみを聞いてもらえる人もいない、貧しい辻橇の御者が自分の馬に向かって息子が亡くなった悲しみを話す話(「せつない」)とか。 どうしようもなく悲しい人を「笑い者」のするのではなく、愛を持って描き、せめて笑ってあげるという感じ。チャップリンみたい。 19世紀後半のロシアを生きたチェーホフの作品から当時のロシアというものが見えてきた。チェーホフ自身もそうだったらしいが、虐待を受けてきた子供も多かったようだ。そして、沼野氏の解説によると当時は児童文学という分野はなかったそうだが、大前提として子供が今のように子供として大切に扱われていなかったようだ。 厳しい寒さと貧しさ…でもお腹が満たされない分、芸術や文学で心を満たそうとしたのかな?だからロシアの文学は芸術性が高いのかな。
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