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花嫁アンソロジー ルルル文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2010/09/30 |
JAN | 9784094521726 |
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
中編ひとつ、別のシリーズ番外編2つ、のアンソロジー。 別シリーズは別段内容を知らなくても読めましたが 多分『愛玩王子』はかなりの人数が出てきたので 知っていた方が面白いかも? 『青宮の華燭』は別の国の話なので 普通に読めます。 一言で終わらせるなら、シンデレラストーリー? 中...
中編ひとつ、別のシリーズ番外編2つ、のアンソロジー。 別シリーズは別段内容を知らなくても読めましたが 多分『愛玩王子』はかなりの人数が出てきたので 知っていた方が面白いかも? 『青宮の華燭』は別の国の話なので 普通に読めます。 一言で終わらせるなら、シンデレラストーリー? 中編『冬の蝶』は、不思議な話。 半分かった紙に文字を書いたら、もう半分の紙に その文字が現れるという…。 メールを、と作者は言っていましたが チャットみたい、と思いました。 ライン、の方が適切?w 誤解とすれ違い、という、読んでいる方にとって はらはらどきどきの展開盛りだくさん、でした。 しかも最後の、相手の父親の苦悩内容。 じゃ、もう大丈夫だ、と思わせる後押し付。 にやにやしながら読んでしまいましたw
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葵木 あんねさんの中華モノのみ、とりあえず読了。 書について、優美に描かれていて、事件にもからみつつ、面白かったです。 ほんのりファンタジーなところもよかったかな。ドラマ的に盛り上がるから。 後宮生活っぷりもいい感じに楽しめ、ヒーローからの求愛っぷりもいい感じ。 うまくまとまっているけど、後に残るものがあまりないといえば、ないけど。
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※このレビューにはネタバレを含みます
どの作家さんも好きだったんで、買ってみました。 短編が3作品ありますが、割合としては、冬の蝶:愛玩王子―My Dear:青宮の華燭=5:2:3って感じです。表紙は、「愛玩王子―My Dear」の王子と比奈ちゃんですよね、たぶん。顔が違うんで最初分からなかったんですけどね。 <冬の蝶> かなり面白かったです。 怪しい紙売りから綺姫と高季が半分ずつ買った薄様(紙)。綺姫が亡くなった両親に宛てた寂しい気持ちを綴ったら、高季が持つ薄様に文字が浮かび上がってきて、奇妙な文通?が始まります。 現在でいうところのメールやチャットみたいな感じでしょうか。 二人が交わした文章が、並ぶのですが、恋の駆け引き(高季の方だけですけど・・)の模様が、返事がすぐ来るという、平安時代にはあり得ない状況で、なかなか新鮮です。 綺姫と文章のやり取りを続けるうちに、高季は綺姫が気になって仕方がなくなり、綺姫の居所を探そうとしますが、親王家の姫としての身分を捨て、女房として生活をしている綺姫は、頑なに自分の居所は告げません。 それでも、本当の名前と女房としての名前は高季に告げ、薄様がなくなったあとは自分から高季に文を送ろうとまで思ったのに、高季の名前を聞いたあと、自分が使えている姫の縁談相手と知ったときの絶望感。高季という名前でなければ、他の誰でもいいのにと書き綴ったあと、紙を全て燃やしてしまうっていうのは、ほんとうに切ないです。 高季もいきなり別れを切り出されて、これから綺を探しに回るのかと思いきや、ちょうちょが出てきて、一気に終わってしまってのは、残念です。もし1巻すべてがこのお話だったら、きっと都中を探し回って、綺が使えていた姫のお屋敷を探し出して、親切にしてくれていた三条から居所を聞き出して・・・って流れになってたのかなぁ、なんて。 最後も高季の父が、綺の祖父である院から、綺を探すようにと頼まれごとをしたというシーンで終わってますが、こっちも続きを読みたかったです。 綺を見つけて、祖父と再会。高季とも身分が釣り合って無事結婚しました。めでたし、めでたしって感じで終わって欲しい。 ああ、妄想が膨らんでしまいます(T.T) 続き書いてくれないかなぁ、「桜嵐恋絵巻」が終わってからでいいんで。 <愛玩王子―My Dear> すでに完結した本編の番外編みたいなものです。 比奈と魔界の王子の結婚式の様子なんですが、これはイマイチでした。 元々、本編も1作目は面白かったんですけど、そのあとがちょっとでしたんで、結婚式と言っても、あんまり代わり映えしなかったです。これまでに出てきたキャラも出てきますが、すでにどんな話で出てきてたのか、記憶にないです。年ですかね? <青宮の華燭> 前作「女王家の華燭」の数十年後の夜冗国のお話でしたが、前作に劣らず、話がまとまってて、面白かったです。 日々、後宮でなんの面白みもなく暮らしていた夜冗国の太子遼月は、自分に対し、アピールばんばんの女より、書が上手で、正しいことを正しい、悪いことは悪いと言ってくれる水連に惹かれていきます。遼月は、これまで事なかれ主義で生きていたのに、水連と出会うことで、民のことを考えるようになっていき、王道ではありますが、違和感は感じませんでした。 それに比べて、王様はよくいる妃にうつつを抜かしている感じですが、水連の書を本物と判断したり、水連と遼月の結婚を認めたりと、意外にもちゃんとしてるのは意外でした。 この作家さんの作品は、安心して読めますね。 次回作も期待しています。
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