大学生のキャリア発達 未来に向かって歩む

宮下一博【著】

• 販売会社／発売会社: ナカニシヤ出版
• 発売年月日: 2010/10/01
• JAN: 9784779504105

商品レビュー

2012/04/26

学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる
書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。

＊このカテゴリの本はすべて中央館２階のアメニティコーナーに
　配架しています。

＊貸出状況についてはこちらから確認下さい。
　貸出中のときは予約もできます♪
（鹿大の蔵書検索画面にとびます）

〔所蔵情報〕⇒　http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/xc/search?keys=11110065637

2012/04/23

企画コーナー「はじめの一歩！」（2Fカウンター前）にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間：2011/4/19～7/31】

湘南OPAC　：　http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1586739

2012/02/11

　大学生を対象に書かれたキャリア発達支援本。けれども、「アレをしなさい、コレをしなさい」というようなことばかりが書いてあるわけではない。キャリア発達に関する諸家の理論を紹介する、という側面も強く、机の上に置いておく参考書としての役割がありそう。逆に言えば、自らのキャリア発達を思い悩んでいる学生がこれを読んでも、ある意味では問題は解決できないのかも。解決のための力を蓄えられるのは確かだけれど。たとえるなら、受験に向けて勉強をするときに、学習参考書ではなく指導書を読むみたいな、そういう感じ。
　だから本書は、自分のキャリア発達について考えるというよりは、キャリア教育実践に役立てたほうが適所なんじゃないだろうか。実際、本書にあることを高校生に実践したら面白いなーという部分もちらほら。

　さてさて、そういう理論紹介の性格を持つ本だから、あんまり筆者である宮下さんの顔が見えない。そういう戦略なのか、宮下さん自身の理論を紹介する際にも、どこか客観的な紹介を心がけているよう。たまに宮下さんが顔を出してみても、それはどこか説教臭い部分。そう、主張がいちいち説教臭いというのも本書の特徴。

　大変参考になる本には違いないんだけれど、どこか残念さが残る。

【目次】
はじめに
１　キャリア発達のプロセス
２　キャリア発達の促進要因
３　現代の大学生のキャリア発達の問題点
４　キャリア発達と外的要因
５　キャリア発達の捉え方
６　キャリア発達を基盤に人生を乗り切る
索引