暮らしのヒント集(2)

松浦弥太郎【著】

• 販売会社／発売会社: 暮しの手帖社
• 発売年月日: 2010/09/17
• JAN: 9784766001662

商品レビュー

2024/08/08

NDC分類 590
「週に一度はこの本を眺めているのだが、たくさんの項目のヒントを咀嚼しているうちに、いつも落ち着かない気分が少しおさまっていることに気が付く。「２７２　さみしさや切なさはいいものです。それは向き合ったりたたかうものでなく、抱きしめてあげましょう。」この項目に、この保温の誠実さが集約されているのではないかと思う。抱きしめるといったってどうしたらいいかはわからないのだが、至らない欠けた自分を、問い詰めるのでも行動せよと煽るのでもなく、肯定せよとこの項目は言っている。おおきく「救う」だとか「変える」とかではなく、「ましにする」こと。しかし、生活の中でふっと体が軽くなる瞬間というのは、そのこつこつとした営為が一定量溜まった時なのではないか。『暮らしのヒント集』はその小さな瞬間に届くための手助けをしてくれる。あくまでさりげなく。」
（『枕元の本棚』津村記久子　より）

誰にでもできる小さな工夫と、思いやりに満ちた、あたたかい心もち。暮らしに希望をあたえるレシピ。

目次
第１章　おいしくなりますように
第２章　すなおな気持ちと好奇心
第３章　まいにちよろこぶ
第４章　ときめきとひらめき
第５章　すべきことはひとつかふたつ
第６章　あるく、みる、きく

2023/03/24

生活を少しでも整えていこうと思える。
まずは、「自転車を拭く」ことから始めたい。
あと「耳栓」を使うことも検討したい！

2021/09/22

暮しの手帖のなかでも指折りのお気に入り連載。

ハッとさせられる言葉がつまっているコラムだけれど、隔月刊の本誌で読んだほうが良いのかも？と思いました。短い文章であるだけに、サクサクと読めてしまう手前、ひとつひとつの言葉を早食いして消化しきれず、雑誌ほど栄養にならないなと。

ゆっくりと寝る前や寝起きにひとつかふたつ読む程度が一番しっくりくる読み方だと思います。