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C3-シーキューブ(10) 電撃文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/09/09 |
JAN | 9784048688796 |
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C3-シーキューブ(10)
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
精神的に重苦しく慈悲の無い物語に差す一筋の光
このシリーズも10作目を数え、いよいよ後半に差し掛かってきたとの事。そのせいか、かつて登場した人物やエピソードの再登場を絡めた物語になっている。そして、実はいんちょーの物語第3弾とも言えるのだが、その口癖誕生にも関わる苛烈な過去に踏み込む重苦しいものでもあった。相応にグロい描写も...
このシリーズも10作目を数え、いよいよ後半に差し掛かってきたとの事。そのせいか、かつて登場した人物やエピソードの再登場を絡めた物語になっている。そして、実はいんちょーの物語第3弾とも言えるのだが、その口癖誕生にも関わる苛烈な過去に踏み込む重苦しいものでもあった。相応にグロい描写も本シリーズの特徴なのだが、今回は精神的にグロかった印象である。春亮絡みでわたわたする胸キュンいんちょーさんがあまり見られなかったのが少々残念ではあるが、この、過去から現在に至る経緯を乗り越え、新たな一歩を踏み出したことに希望を見出したい。再登場と言えば、短編集に出てきたあの2人にも本編への出番があって良かった。そして実に面白くて笑わせてくれた。 また、フィアやこのはといった“春亮ハーレム”を構成する他の女性陣にも何かしらの変化、というか想いの整理・再構築が行われた感じである。意外に想いを漠然とした形に戻しつつ、将来的な不安をも混ぜ込んだところに今後を占う何かがありそうな気がするフィアに比べて、このはの想いが沸点に達しそうな勢いである。その代わり、このはの“呪い”について切ない事実が描かれている。 それにしても、今回もまたやるせない物語だが、口絵で展開される素敵な妄想が前半から割とちょくちょく出てくるのを楽しみつつ「敵からの精神攻撃が早くも発動してるのか?」と訝しんでしまうのは本シリーズに対する免疫が出来た証拠か。復帰した日村素直の本性、男として実にダメなところを思いっきり歪んだ形で発現させた最低っぷりに心が重くなる。実質的な実行犯さえも被害者と同情したくなる、この究極の覗き見野郎の今後に出番が訪れないことを切に願うばかりである。一生消えてなさいっての。 意外に優秀なのね、というン・イゾイーもさり気なく活躍している。フィアやいんちょーさんと同様に、一発で彼女と分かる口癖が可笑しくて笑える。ちょっと可愛らしい一面もチラリと出てくる。
DSK
今回はバレンタインのエピソードです。フィア、このは、錐霞の3人は、春亮にどんなチョコレートを贈ろうかと悩みます。 一方学園では、研究室長国の日村素直が復帰することになります。しかも、第1巻で死んだはずの「マミーメーカー」ことアマンダ・カーロットが、日村によって保護されていたこと...
今回はバレンタインのエピソードです。フィア、このは、錐霞の3人は、春亮にどんなチョコレートを贈ろうかと悩みます。 一方学園では、研究室長国の日村素直が復帰することになります。しかも、第1巻で死んだはずの「マミーメーカー」ことアマンダ・カーロットが、日村によって保護されていたことが明らかになります。錐霞は日村に対する警戒を解くべきではないと考えますが、春亮たちは、アマンダや自分たちに接する日村の態度を見て、ある程度信頼してもよいのではないかと思い始めます。そんな彼らを見て、錐霞の態度にも少しずつ軟化の兆しが見えるようになります。 そんな中、日村から春亮たちに、蒐集戦線騎士領から新たな戦闘員がアマンダの抹殺のために送られたという報せがもたらされます。そして、フィアたちの前に騎士領の戦士・雛井エルシーが登場します。フィアたちはアマンダを守るために戦う。だが、今回の事件の背後で糸を引いていたのは日村だったのです。 メイン・ストーリーに関しては、アマンダの再登板が今後の展開の鍵の一つになるのでしょうが、まだ物語の全貌は見えてきません。ちょっとマンネリ気味にも思えてきました。ラブコメのパートに関しては、本巻の最後で錐霞が自分に正直になることを決意するという展開があったので、少し期待したいところです。
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現実世界は猛暑が残る真夏日(2010年9月現在)ですが、作中時間は嬉は恥かしバレンタインデー前。 前巻(お正月)からそれほど時間はたっていません。 10巻目とい言う節目か、過去キャラの再登場や錐霞の過去と言った内容も出てきます。 また、フィアの春亮に対する心情が『それなりに』動...
現実世界は猛暑が残る真夏日(2010年9月現在)ですが、作中時間は嬉は恥かしバレンタインデー前。 前巻(お正月)からそれほど時間はたっていません。 10巻目とい言う節目か、過去キャラの再登場や錐霞の過去と言った内容も出てきます。 また、フィアの春亮に対する心情が『それなりに』動き始めた感じもしますし、錐霞の態度も明確に変わったことですから、次巻以降 が楽しみになる、節目とふさわしい1冊になっています。 あと、どーでもいことですが、巻末のラフイラストが少なひ・・・
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