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爆心 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2010/09/02 |
| JAN | 9784167685027 |
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爆心
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商品レビュー
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10件のお客様レビュー
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今年の夏で、終戦後六十九年目を迎えた。戦争を風化させまいとする新聞読者欄に投稿者の年齢も、その多くは八〇歳を越える。その事実がかえって、戦争の記憶が薄れつつあることを知らせる。敗戦国として、そして被爆国として、記憶し、語り継ぐべきことは、まだ多く残されているのではないか。 『...
今年の夏で、終戦後六十九年目を迎えた。戦争を風化させまいとする新聞読者欄に投稿者の年齢も、その多くは八〇歳を越える。その事実がかえって、戦争の記憶が薄れつつあることを知らせる。敗戦国として、そして被爆国として、記憶し、語り継ぐべきことは、まだ多く残されているのではないか。 『爆心』は、長崎の原爆をテーマにした短編小説集。谷崎潤一郎賞、伊藤整賞を受賞。筆者は、長崎市役所に勤務する傍ら、作家として活動している。短編はそれぞれ、「釘」「石」「虫」「蜜」「貝」「鳥」という漢字一字の題がつけられており、原爆の残した肉体的精神的傷跡を、丁寧な筆致で描いている。 原爆は、あまりに多くの人の命を奪うことによって、受けとめることのできない不条理を長崎の人々に突き付けた。クリスチャンの人々が暮らしてきた街を、同じキリスト教信仰であるはずの国が焼き尽くす。神を信じてきた人々を、神を信じるはずの者が殺す。その不条理が、人々の生活を、信仰を、他者への愛を、揺さぶり変質させた。 「わしらが神さまば信じるようには、神さまはわしらのことを信じてはくれんとでしょうか」(「虫」)。信仰心の不足を悔やむのではなく、信仰という人間の行為そのものの虚しさを言うのだ。「おとうちゃん、神さまがいると信じておるか?」「あたりまえやろうが」「それこそ、妄想じゃなかろうか」(「釘」)。科学的な神の不在を嘆くのではなく、人間同士のどうしようもなさ、情けなさを言うのだ。(K) 「紫雲国語塾通信〈紫のゆかり〉」2012年8月号より。
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映画にもなった原作本を読んでみた。「貝」幼子を肺炎で亡くしてしまった父親の悲しみ表現は、何となく共感できた。
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