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観光 ハヤカワepi文庫62
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2010/08/25 |
| JAN | 9784151200625 |

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商品レビュー
4
81件のお客様レビュー
タイ系アメリカ人の著者によるショートストーリー。短編集って日本人作家だと尻切れトンボだったり、ほのかな幸せ感を漂わせているだけだったりと物足りないことが多いが、これはどれもそれぞれの世界と空気感がしっかりとある。日本と違い、タイという国そのもののやはり貧しさや生活レベルの困窮など...
タイ系アメリカ人の著者によるショートストーリー。短編集って日本人作家だと尻切れトンボだったり、ほのかな幸せ感を漂わせているだけだったりと物足りないことが多いが、これはどれもそれぞれの世界と空気感がしっかりとある。日本と違い、タイという国そのもののやはり貧しさや生活レベルの困窮などがうかがえる。この点はやはり国によって一般市民の生活がどうなのかの土台の違いだと思う。正直、タイに行った以上にタイの一面を知れる作品だと思う。最後の物語は心が痛くなる。貧困と人としての強さ、そして生きる過酷さ、生きていくとは、を真正面からぶつけ考えさせられる作品。このような痛みは昔の日本にはあったが、平和である意味全てが整った日本ではありがたいことにもう味わえない世界。読後しっかりと向き合った方がよい作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文章が綺麗だと思った。好きだな、と思ったのは「徴兵の日」「観光」「こんなところで死にたくない」の3つ。もちろん他のも良かった。 「ガイジン」は最後の文章がいい、と聞いていたので、意識的に読んだ。確かに良い。事前に聞いてなかったらサラッと読んでしまっていたかも。豚のクリントイーストウッドに自分を重ね合わせているのかな、と思った。もう逃げられない状況にある豚が泳いで、逃げて、自由を獲得できればいいと、そしたら自分も救われるような……。それで、最後の祈るような文章が生まれたのかな。 「徴兵の日」はそうだよな、誰だって戦争に行きたくないし、家族を行かせたくないよな、と思った。国を超えて同じ感情を共有できて、変な言い方だけど、安心した。 「観光」は具体的な景色は行ったことがないから想像できなかったけど、それでも文章の空気感から風景の美しさが伝わってきた。失明目前の母親が最後に見る景色かもしれないから、よりそう感じたのかもしれない。 「こんなところで死にたくない」は印象的な文章があった。最後は疾走感があって好きだ。息子夫婦のダンスを見て(周囲の人の反応を見て)、彼らを誇りに思い、亡くなった妻へ語りかけるようなシーンがすごく好きだった。
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なかなか入り込めず。 徴兵の日で少し入り込めた。 が、1番好きなのは「こんなところで死にたくない」だった。 なんだろう。観光とは。この本でタイを観光するということか。なら少しできた。 この方の長編をいつか読んでみたいな。
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