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観光 ハヤカワepi文庫62
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観光 ハヤカワepi文庫62

ラッタウットラープチャルーンサップ【著】, 古屋美登里【訳】

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観光 ハヤカワepi文庫62

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2010/08/25
JAN 9784151200625

観光

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商品レビュー

4

70件のお客様レビュー

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2024/08/31

なぜこのような素晴らしい小説が私のアンテナに今まで引っかかって来なかったのかと思う。 あまり海外文学は読んで楽しいこそあれ、共感する事が少ないのであまり読むことは無い。がこの本に限っては、不思議な体験したという感覚。タイに行ったことがあり少しは感覚がわかるからか、同じアジアだから...

なぜこのような素晴らしい小説が私のアンテナに今まで引っかかって来なかったのかと思う。 あまり海外文学は読んで楽しいこそあれ、共感する事が少ないのであまり読むことは無い。がこの本に限っては、不思議な体験したという感覚。タイに行ったことがあり少しは感覚がわかるからか、同じアジアだからか、感覚を共有、共感することができた。 タイを舞台にして家族がテーマの短編集。タイの貧しいながらの喜び、希望が心に響く。 「出会い系書店員」の花田菜々子氏のオススメ

Posted by ブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

観光 タイを舞台に、タイの庶民のちょっと哀しくて逞しい日常を切り取った短編集です。 「ガイジン」 アメリカ人とタイ人のハーフの青年がリゾートに来ている外人の娘に対しての憧れと劣等感。そのまわりのタイの人たちの誇りと挫折感。走れ!クリントイーストウッド!(主人公の飼っている豚) 「カフェ・ラブリーで」 スラムで暮らす弟の視点から見た、兄への憧れと失望。娼宿のカフェ・ラブリーの悲しみ。 「徴兵の日」 金持ちの主人公が徴兵免除をお金で買った時に、友情はどうなってしまうのか? 「観光」 失明してしまう母と主人公の最後の旅。気丈な母の誇りと不安。家族。 「プリシラ」 貧しい寂れていく郊外の住宅地に住みついたカンボジア難民の母子。やるせない結末の中にも生きる勇気に想いを馳せる。 「こんなところで死にたくない」 脳溢血で半身が自由にならない白人の老人が、タイで息子夫婦と暮らすなかでのいらだちと融和。 「闘鶏師」 町のマフィアの息子と闘鶏で張り合った父の結末は。主人公はどこに向かうのか?余韻のある結末が秀越。 たまにはこういった小説も良いものです。 竹蔵

Posted by ブクログ

2024/05/02

とても良かった。 タイの純文学??と興味本位で手に取ったが、 それぞれのテーマ、物語の切り方、文章…どれもが好きだった。 いずれもタイならではの物語なのだが、不思議と気負わずに読み進められた。訳者あとがきにもあるように、自分の中に既にあった何かと重なるものを、私も感じ取ったよ...

とても良かった。 タイの純文学??と興味本位で手に取ったが、 それぞれのテーマ、物語の切り方、文章…どれもが好きだった。 いずれもタイならではの物語なのだが、不思議と気負わずに読み進められた。訳者あとがきにもあるように、自分の中に既にあった何かと重なるものを、私も感じ取ったような気がした。 しかし…ハヤカワepi文庫にハズレなし!

Posted by ブクログ

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