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追跡する数学者 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/08/28 |
JAN | 9784102176511 |
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追跡する数学者
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商品レビュー
2.2
7件のお客様レビュー
ちょっと不思議な小説。主人公の数学者があっと驚くように数学で謎を解くわけでもなく、351冊の蔵書が物凄く魅力的な使われ方をするわけでもなく、途中途中の官能部分は付録のような扱いに感じるし、どのような理由なのか二人の子供の登場意味(物語りにとって重要なのかどうか)もわからない、か...
ちょっと不思議な小説。主人公の数学者があっと驚くように数学で謎を解くわけでもなく、351冊の蔵書が物凄く魅力的な使われ方をするわけでもなく、途中途中の官能部分は付録のような扱いに感じるし、どのような理由なのか二人の子供の登場意味(物語りにとって重要なのかどうか)もわからない、かといって魅力がないかといえば、ふわっとしててちょっと引き込まれもする。何度も読み返すごとに表情を変える小説なのかもしれない。実に面白い。
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「蔵書、数学、官能」という帯を見て購入。『風の影』とか『博士の愛した数式』とか『幻の特装本』のような作品を想像して期待して読んだものの、こちらの思い込み勘違いだったことが判明し、とても残念(ある意味出版社の思惑通り?)。数学の天才フィリップと、本に精通した恋人アーマ(作家で本の装...
「蔵書、数学、官能」という帯を見て購入。『風の影』とか『博士の愛した数式』とか『幻の特装本』のような作品を想像して期待して読んだものの、こちらの思い込み勘違いだったことが判明し、とても残念(ある意味出版社の思惑通り?)。数学の天才フィリップと、本に精通した恋人アーマ(作家で本の装丁や修復も手掛ける)と、その周囲の人たちの特殊な関係についての、なんとも説明しにくいお話。アーマは自らを「他の人たちとは違う」と言い、違うジャンルだけれど同じレベル(天才)のフィリップに対して「わかるでしょう?」みたいなもったいをつけた感じなので、もともと凡人にはわからない話なのかもしれない。結婚その他の社会概念の枠を超えたところで生きているアーマは、生涯を通じてフィリップと恋愛(を超えた?)関係を続けていたが351冊の蔵書をフィリップに遺贈する、という遺書を残して突然失踪。フィリップはその知らせを受けなぜかすぐさま会社を辞め2番目の妻と離婚し、アーマを探しに出かけるも、学生時代の親友に元妻(2人とも)、それに義理の子供たちまでフィリップの近しい人はみんなアーマに魅了され関係を持ち捕われてしまっていたことに気づき愕然とし、、、前半はまったく入りこめず、途中スペインに行ったあたりから多少読みやすくなってこれはもしや、と気を取り直して最後まで読みましたが、結局なんのこっちゃ、という読後感で、大変残念でした。内容とはまったく関係ありませんが、アーマがフィリップを呼ぶ愛称が「ピップ」なので、どうしても「エレキバン」が浮かんでしまい、高尚っぽい作風なのにとてもちぐはぐな感じになって、困りました。
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官能的な描写があるのですが、いやらしい感じではありませんでした。 数式がたくさんでてきて、最初は戸惑いましたが、慣れてきます。 面白い!とすすめることはできないのですが、なぜだかもう一度読みたくなる本でした。
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