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幽霊の死 ハヤカワ・ミステリ117
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1954/02/25 |
JAN | 9784150001179 |
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幽霊の死
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幽霊の死
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商品レビュー
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イギリスの作家マージェリー・アリンガムの長篇ミステリ作品『幽霊の死(原題:Death of a Ghost)』を読みました。 マージェリー・アリンガムの作品は4年前に読んだ『ホワイトコテージの殺人』以来ですね。 -----story------------- 死後の忘却を憂慮し...
イギリスの作家マージェリー・アリンガムの長篇ミステリ作品『幽霊の死(原題:Death of a Ghost)』を読みました。 マージェリー・アリンガムの作品は4年前に読んだ『ホワイトコテージの殺人』以来ですね。 -----story------------- 死後の忘却を憂慮した画家ラフカディオは12点の作品を未発表のまま残し、死後10年を経過した時から毎年1点ずつを公開するという遺志を残した。 社交界の人々が集まるレセプション当日、殺人事件が起き、遺族の友人でもある探偵アルバート・キャンピオンが犯人究明に乗り出す。 画家、批評家、画廊などをめぐる美術界の実状が詳しく描かれ、それだけでもおもしろく読める。 アリンガムはセイヤーズ、クリスティとともに、イギリスの三大女流推理作家の一人に数えられる本格派の代表格である。 解説/江戸川乱歩 ----------------------- 1934年(昭和9年)に刊行された作品……アルバート・キャンピオン・シリーズの第6作です、、、 小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。 生前有名だった画家ジョン・ラフカディオは、自身を忘れ去られる事のないように、死後10年を経過した後に、遺された12枚の未発表作品を毎年1枚ずつ公開されるようにするという風変わりな遺言を残す……彼の死から10年後、絵が公開される際、遺族や関係者の間で絵を巡るいざこざが起き、それは、やがて殺人事件に発展していく、、、 という展開は、なかなか興味深く、一族の知人である探偵のアルバート・キャンピオンによって犯人は判明し、キャンピオンを亡き者にしようとする犯人との知力体力を尽くした戦いが描かれる展開は好みなのですが……邦訳が1954年(昭和29年)ですからねー 仮名遣いや漢字、文体が読み辛く、ちょっと物語に入り込み難かったですね。 巻末の『大家アリンガムの初訳』と題した江戸川乱歩の解説では、マージェリー・アリンガムの作品リストや江戸川乱歩の1935年(昭和10年)以降の海外ミステリベスト10が紹介されており、これはこれで貴重な内容かもしれませんね……ちなみに、1935年(昭和10年)以降の海外ミステリベスト10は以下の10作です。 ■フランシス・アイルズ 『殺意(原題:Malice Afforethought)』 ■リチャード・ハル 『伯母殺し(原題:The Murder of My Aunt)』 ■マージェリー・アリンガム 『判事への花束(原題:Flowers for the Judge)』 ■F・W・クロフツ 『クロイドン発十二時三十分(原題:The 12:30 from Croydon)』 ■マイケル・イネス 『ラメント・フォア・ア・メイカー(原題:Lament for a Maker)』 ■ニコラス・ブレイク 『野獣死すべし(原題:The Beast Must Die)』 ■レイモンド・チャンドラー 『大いなる眠り(原題:The big sleep)』 ■レイモンド・ポストゲイト 『十二人の評決(原題:Verdict of Twelve)』 ■パーシヴァル・ワイルド 『インクェスト(原題:Inquest)』 ■ウイリアム・アイリッシュ 『幻の女(原題:Phantom Lady)』
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自分の死後に書き溜めてあった自分の絵を年に1枚ずつ公開するように妻であるベルに遺言したジョン・ラフカディオ。絵の公開パーティーの席上で殺害されたラフカディオの友人で若い画家トミー・デッカーの刺殺事件が起きる。事件現場に居合わせた探偵のアルバート・キャムピオン。自殺と思われたデッカーの死。同じくラフカディオの友人のポッターの妻クレアの殺害事件。ラフカディオの残された作品の贋作を書いていたと思われるデッカー。ラフカディオの絵を管理しているマックス・ファスティアンに目を向けるキャムピオン。
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